ボールペン王国 -2ページ目

ボールペン扇風機の涼しさを試す

団扇のあおぎ過ぎで腕の筋肉がだるい。クーラーを使わないことがこんなにしんどいとは(汗)。こんなとき、「団扇に代わるお手軽な道具はないものか」と考えたくなる。今年は何と言っても扇風機がトレンドなので、探せばありそうだが……。

すると、「こんな組み合わせがあったのか」とちょっと意表をついた商品があった。『ファンペンタイプR』(エレス販売)というもので、ボールペンにプロペラが付いたいわゆる扇風機のようなものだ。胴体部分を捻ると、ペン先が出てくる。ここまでは普通にボールペンだが、逆に捻ると乾電池が出てくる。これはプロペラを回すためのバッテリーにほかならないわけで、上部のスライド式スイッチを上にスライドさせると回転する。

単4形アルカリ乾電池1本で約6.5時間使用が可能というが、問題はその風力だ。果たして団扇なみの涼しさが実現できるか試してみた。プロペラの長さは約6センチと小さいので、団扇のようなワイドな風量は期待できないことは最初から分かっていた。なので、狭い範囲ながらも涼しい風を起こせるかをチェックしたかったのである。そこで、顔や首に近づけてみると、予想以上に強い風が肌に当たってきて涼しかった。

耳裏や首筋、アゴの下など集中的に涼しくするには効果がある。とくに気に入ったのは「軽さ」だ。40グラム弱という重量なので、長時間持っていてもあまり負担を感じない。結果として、団扇のように手首や腕がだるくならないのが何よりうれしい。「これは手放せない」と思った。

ただ、難点がひとつ。顔に近づけていると、うっかりプロペラを直接肌に当ててしまい、ちょっと痛いことがある。材質は薄くて柔らかめのプラスチックなので、プロペラで肌を切るようなことはないだろうが、念のためあまり近づけすぎないようにすべきだろう。

なお、電池だけでなくボールペン芯も市販品に換えられるので、筆記具としても末永く使える。また、夏場を過ぎたらプロペラを外して携帯することもできるので、一年中活躍が可能なボールペンである。

「ペンは団扇より楽で涼し!」

であります。

出典:エキサイト

ボールペン、それとも筆ペン?…筆記具が描く新感覚

デザイン工夫し新たな購買層開拓

使い勝手はシャープペンだが、書き味は鉛筆。筆ペンだけど弾力があってボールペンのように書ける――。こんな新感覚の筆記具が好調な売れ行きを見せている。少子化による学童人口の減少やオフィスのペーパーレス化など筆記具市場には逆風が吹く。技術的には成熟した感のある筆記具だが、各社とも目新しい製品を繰り出すことで、既存のユーザーと異なる年齢層を開拓しようと知恵を絞っている。

東京ビッグサイト(東京・江東)で開かれた「国際文具・紙製品展ISOT2011」(6~8日)。鉛筆メーカーの北星鉛筆(東京・中央)のブースでは「大人の鉛筆」と銘打った商品が注目を集めた。形はノックできる金具がついたシャープペン状。そこに太さ2ミリメートルの芯を入れて使うが、実際に書き心地を試すと鉛筆そのものだ。先が丸くなった時には独自の芯削りでとがらせる。

「大人が使いやすい鉛筆って無いのですか?」。製品開発のきっかけは、同社の工場を見学した人の一言から始まった。「ボールペンのようにインク切れせず、シャープペンに比べ折れにくい鉛筆の良さを気に入っている大人は多い」(杉谷龍一専務)。ただ、仕事中にポケットに入れて持ち運ぶには不向き。長年、小学生が主要顧客だったため、量販店では子ども向けのキャラクター商品が並ぶ。「一般の大人が鉛筆を使うのは資格試験のときくらい」(同専務)なのが現状だ。

創業60年、下町に営業本部・工場を置く同社は、年間売上高5~6億円の9割ほどを鉛筆だけで稼ぐ。年産3000万本のうち約9割が学童向けだ。鉛筆市場は少子化やIT(情報技術)機器の普及などで、1960年代から半世紀、ほぼ一貫して縮小が続く。

新しい市場開拓には「一般の大人にも注目してもらえる新たな商品が必要」(同社)と考えた。役員が中心となってシャープペンの使い勝手を生かしながら、芯の丈夫さと書き味は鉛筆の良さを残すというアイデアに行き着いた。購入者からは試験のマークシートでも書きやすいと評判だ。4月15日の発売以来、徐々に引き合いが増えているという。

逆に中高年の需要が主体だった筆ペンを土台に、若年層の取り込みを狙ったのが、筆ペン大手の呉竹(奈良市)が開発した「ジグ レターペン ココイロ」だ。

字を書く際に「とめはね」ができる筆ペンならではの特徴を温存しながらも、芯先に弾力のある素材を使っているため書き心地はまるでサインペン。本体を握った感覚はボールペンのようだ。パステル調のカラフルな本体部分(全10色、税込み157円)と水性塗料インクの入ったリフィル(全6色、税込み210円)が別売りで、着せ替え人形のように好きな色のインクを好みの色の本体に差し込んで使う。

筆ペンの用途を調べてみると主に年賀状のあて名書きなどで、購入者も50~60歳代が多い。既存商品の出荷の伸びが期待できないなか、「需要を掘り起こすには、今まで筆ペンを使っていなかった20~30代に訴えかける商品が必要と考えた」(同社)。日記や手紙など日常生活の中で使ってもらえるよう、筆ペン独特の書きづらさを無くす工夫を重ね、ボールペン感覚でも味のある筆文字が書けるよう1年近くかけて開発した。

昨夏に発売。想定より低い10代の反応も良く、「販売店で品切れすることもあるほど売れている」(同社)。今月末には本体とリフィルの色をそれぞれ3色追加する予定だ。

日本のメーカーでは珍しく欧米の若手デザイナーを対象にコンペを行い、「新感覚」のデザインを施した筆記具ブランドも登場した。ゼブラの「アルベス」シリーズだ。第1弾は1985年生まれの若手フィンランド人デザイナーによる錐(きり)の形を取り入れた「アルベス・ピールト」。3月に油性ボールペン3色、シャープ、蛍光ペン3色(税込み各105円)を発売。これまで想定を超える累計20万本以上を出荷した。

ゼブラといえば、「事務用品メーカーというイメージが強かった」(同社)ため、比較的高い年齢層で認知度が高く、20~30代の取り込みが課題となっていた。そこで、ビジネスマンが格好良く使えるデザインで今までのイメージを打ち破ろうとしている。

今年の10月14日には、数量限定でオレンジ、ライトブルー、ライトグリーンの3色のボールペンを新たに投入する予定。今後も新しいデザイナーの起用を進めていく考えだ。

少子化で筆記用具を使う学生の数が減っているのに加え、オフィスのIT化で「筆記用具で書く機会自体が減っている」(北星鉛筆の杉谷専務)。逆境の中で需要を掘り起こすには今までと違った年齢層に訴える機能面での目新しさが不可欠だが、「技術面でほぼ成熟した筆記具は、デザインで新感覚を出す工夫が求められている」(ゼブラの担当者)。生産・出荷が伸び悩んでいるとはいえ、日常生活や仕事には欠かすことができないのが筆記具。長年で蓄積した技術を応用しながら、商品デザインなどでいかに「新感覚」を打ち出せるか、業界の挑戦が続いている。

出典:日本経済新聞

雰囲気だけでもビール楽しみたい ジョークトイ「嘘ビール」

水を注ぐとグラスの色が変わる不思議なビールジョッキ「嘘ビール」が、店頭で品薄になるなど話題を集めている。これを使えば、酒の飲めない人でも、飲み会の雰囲気を楽しめるかもしれない?

温度の変化に応じて色が変わる特殊インキ

パイロットインキが2011年6月11日に発売した商品「嘘ビール」は、白色だったジョッキの色が、水を入れると(15度以下になると)、まるでビールを注いだかのような黄色に変化するジョークトイだ(もちろん飲んでいるのは、あくまでも水)。広報担当者によると、「社内で酒に弱い者がいて、宴会で一緒に酔った雰囲気を楽しめないか」というアイデアが発端となり、およそ2年間の構想期間を経て商品化された。

ジョッキの色が変わるのは、温度の変化に応じて色が変わる性質を持つ、パイロットコーポレーション開発のインキ「メタモインキ」を応用しているためだ。ジョッキは二重の構造になっていて、その内側にインキがふきつけられている。メタモインキを応用した商品にはすでに、水でお絵かきできる玩具「スイスイおえかき」シリーズ、抱き人形の「メルちゃん」シリーズ、そして2007年にヒットした摩擦熱で文字が消えるボールペン「フリクションボール」がある。

「嘘ビール」がユニークなのは、無色の水に対してはジョッキが黄色く変化するのに対し、緑茶を入れるとトロピカルジュース風、牛乳を入れるといちごミルク風、炭酸水を入れるとスパークリングワイン風の色合いに、さまざま変化することだ。担当者は「色の変化は無限大かもしれませんね。いろんな色のジュースがありますから、ぜひ試してほしい」と話す。

また、姉妹商品として、ワイングラスを模した「嘘ワイン」、カクテルグラスを模した「嘘カクテル」も販売中だ。価格はいずれも997円。雑貨屋ブルドッグ、ヴィレッジヴァンガード、ドン・キホーテなどで購入できる。「嘘ビール」はすでに6000個が出荷されており、店によっては品薄、8月初旬までには入荷する。3つの商品の中では季節柄か、「嘘ビール」が一番人気。今後は、ボージョレー・ヌーヴォー解禁時に「嘘ワイン」を、年末のパーティーシーズンに「嘘カクテル」をそれぞれ売り込んでいきたいという。

出典:J-CASTニュース