9月になっちまったぜ。
まだまだ気温は高く、夏は続いている風情ではあるが、平成初期に小学生時代を過ごした世代にとっては9月とは正しく秋の始まりであり、この季節は溜め息とともにある季節なのだ。最近では二期制だとか、猛暑の影響だとかで学生達の始業も自治体によって9月1日から前後してるらしいが。私も少々季節外れの夏休みをとった後ということもあり、5日ぶりの出社の今日、何だか少々ブルーな気分である。
八月のラストは、実家の両親と共に近郊の温泉に旅行に行った。その温泉は妻子がいない時にちょこちょこ一人で泊まりに行くのだが、そのときは毎回、築100年の、県の重要文化財に指定されたボロい公衆温泉の2階の独房(一泊3000円!)に泊まる。そのボロさがなんだか心地よかったりする。しかし、今回は家族連れ、かつ両親もいるということで、少々リッチなホテルに泊まり(宿泊費は実家の親に出してもらったがw)、なんつーか同じ温泉地だというのに、隔世の感があり、不思議な気分だった。
(↑一人温泉の時に泊まる三畳の独房)
(↓今回宿泊したホテル)
それにしても思ったのは、この飽食の時代を日本で享受出来るのはいつまでなんだろう、ということ。食事はビュッフェで、アルコールも込みの、いわゆるオールインクルーシブだった。バイキングにありがちな料理のチープさもなく、どれもうまかった。レストランに配置されたスタッフは殆どが日本語をローカルレベルで扱う外国人で、その中で日本人、そして多くの外国人観光客が食事をしていた。飯を堪能しながらも、きっと消費量の何倍もの廃棄量が出るんだろうな〜とか、日本経済がもっと下っていったら働き手としての外国人も来てくれるのだろうか、とかとか色々と考えてしまった。十年後か、二十年後、日本人はこんなホテルには来れなくなって、外国人観光客だけになっちゃうのかな、、、とか。挙句の果てに、こんなゼータクしていいんかなぁ…と、ふと冷静になってみたり。
まぁ、色々と感じることはあったものの、ホテルマンたちの立ち居振る舞い、気遣い、そして外国の高級ホテルのような広々とした空間。全てが心地よく、贅を尽くした二泊三日であり、良い休暇となりました。
それにしても、若かった頃、と言っても20代や30代前半の頃は、実家の両親と旅行なんて考えもしなかったし、ありえなかったが、最近は妻子とと共に、両親とたまに旅行するのが、なんつーか、たまらなく嬉しい。大学進学と共に家を出て、それから長年に渡って散々実家には背を向けて、遠ざけてきたが、ここにきて、40代に乗ってようやく両親と和解できてきた気がする。…和解、と言っても、まぁ一方的に私が避けていただけなのかも知れないが。子供らが無邪気に祖父母と遊んでいる姿を見ると何とも感慨深いし、贖罪しているような、そんな気持ちにもなる。
何処かで、私は今までの自分の人生への強いコンプレックスがあった。それは今だに、だが。そして、その原因を両親に求めているような弱い部分があった気がする。しかし、自分が築いた家族と、両親が仲良くしている姿を見ると、私の中で、両親と和解していっていると同時に過去の自分とも和解していっているような、そんな気持ちにもなる。
さて、禁欲36日目。今日も3時半起きからの、読書、筋トレ、そして有酸素。充実の朝だ!もはやムラムラすることもほぼほぼなくなり、仏の境地だぜ!先日のフーゾクでの事件以来、フーゾクへも何となく嫌悪感が生まれ、ゴール後のフーゾクに思いを馳せてムラムラすることも無くなった。フーゾクもこの調子で卒業かな…。
私のオナ禁修行はまだまだ続く!