明後日から一泊二日で、妻と二人で温泉旅行に行ってくる。毎年、結婚記念日前後には、妻の実家の協力のもと、妻と二人で旅行に行くことにしている。今回泊まるところは、川沿いに佇む、前天皇陛下も泊まったこともあるという、なかなかに格式の高い宿だ。まったりと温泉に入り、旨い飯と酒をいただく予定である。ギャーギャーやかましいセガレ達から離れて、久々に夫婦二人水入らずで静かに過ごせるということで、より一層楽しみである。
そして…やはり期待してしまうのは…昨年の妻との旅行以来の…
約360日ぶりの…
S・E・X!!
…である!
川沿いに佇む、その温泉宿。川面に揺れる月、絶えず聞こえてくる川の流れの音…それに溶けてゆくであろう、妻の喘ぎ声と肌のぶつかり合う音…想像しただけでビンビンになってきちまったぜ!…落ち着けオレ!
今回の旅行先を選んだ、もうひとつの理由は、とあるお寺に久々に訪問したいと言うことだ。
格闘技をしていた時、私は鍛錬とレジャーを両立することをコンセプトに、チャリ旅に出た。チャリ旅と言っても、目的のない旅は嫌だなぁと思い、色々と検討していたところに見つけたのが、「三十六不動霊場巡礼」である。いわゆるお遍路さんなのだが、不動明王を祀るお寺を36箇所+番外2箇所の計38箇所巡礼して、参拝、御朱印をいただく、という巡礼である。私は厚い仏教徒でもないが、これは大人のスタンプラリーって感じで面白いな、と思い、御朱印帳を携えて折りたたみチャリに跨り、不動霊場巡礼に出た。
レジャーとの両立、がコンセプトだったが、それは予想以上にキツく、まさに「修行」の様相を呈した。高低差もかなりあり、全行程は2,000kmを越えたため、何回かに分けて、休日ごとにチャリで巡礼を進めた。それゆえの折りたたみチャリの採用である。車輪の小さい折り畳みチャリをシコシコ漕ぎ、それを畳んで電車で帰り、また時間が出来ると前回の終点に戻る、ということを繰り返した。
その「修行」の最中に寄ったのが、今回訪れる温泉地にある、そのお寺である。なぜか私は、訪問した晩に行われる、そのお寺の新年会に誘われ、スーツ姿の檀家さんたちに混じって、パーカーにジーンズという姿で、無関係なのに図々しくも参加させてもらったのだ。
なかなか無い趣旨、メンバー、年齢層の宴会であり、何とも印象深い思い出だ。キンチョーしたが、酒を飲んでるうちに、その特異な状況を楽しんでいた。更には、たまたま私が以前から興味を抱いていた、多くの政治家やアスリートが師事し、「永田町の怪僧」の異名を待つ、有名な高僧にも会うことができた。しかも、チャリで現れた変な奴、ということで紹介もしてもらって、握手をしてもらい、サイン本までいただいてしまったww
そんなこともあって、そのお寺、その温泉にはとても濃厚な思い出があるのだ。ある意味、独身時代終盤の象徴でもある。今思うと、ほぼほぼ悔いのない、ヤリタイ放題の独身時代を過ごせたなぁと思う。
今回は、そのお寺にも久々行ってみたいと思っている。
色々と…楽しみだ!!