禁欲14日目の朝。


 暗がりの中、まずはホッとした次に自らの股間に手を伸ばした。 

 粘性のあるものが指につくかと思いきや、そこにあったのは、心なしかいつもより固さを増した朝立ちの愚息。…あぶねー夢精したかと思ったぜ…。


 昨夜、夢の中で我慢しきれずシコる夢を見た。夢の中ではヤケになった様にシコって、ツレに、いや〜マジで気持ち良かった!とか言いつつも、オナ禁を破って激しく後悔している私がいた。それ故の、冒頭の寝起きの感想と行動である。前に夢精したのはいつだったか覚えていないが、そろそろ久々の夢精の時期かも知れない。どうせなら良い夢を見たいものである。なお、私ルールでは夢精はセーフ、である。


 人生において夢精は数回しかしたことないが、よく言われる、エロい夢で夢精したという記憶はない。夢精時の夢で覚えてるのだと、小便漏らす夢、とても大事なテストでまったく回答できず、時間切れになりそうで追い詰められてる夢、自分でシコってる夢、などである。夢なのに夢がねーな。


 そういえば夢精を始めてしたのは、大学生の時の飲み会の時だ。多分誰かの家だったと思う。何故かその時、お互い強かに酔っていた女子(かなり可愛い)と、飲み会中に並んでゴロ寝していた。私はリアル童貞であったので、酔ってたとはいえ、隣の女子にチョッカイもかけることもせずに、至近距離に寝転がった可愛い女子がいるということにただただモーレツにコーフンしていた。私はそのまま寝落ちした。…翌朝、気づいて無かったが、和式便所でウンコしようとすると、愚息からどろーんと白濁液が垂れ下がったのだ。

 これが私の初の夢精体験であり、考えてみれば生身の女性に初めて抜かれた経験でもある(ノータッチだが)。