SUZUKI SV650X フルカスタマイズ計画 最終 | 二輪専門店ハヤサカサイクルのMONSTER BLOG!

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長らくお待たせしました。

 

何度かにわたってお届けしてまいりました展示会向けカスタム車両である

SUZUKI SV650X がとうとう完成致しました。

 

思い起こせば1か月前、展示会向けの車両を考えていた時でございます。

『なんかカスタムしたいな~』 そう思い立ったとき、この車両をベースとしました。

 

 

カスタムパーツがまだそう多くはないモデルですのでなかなかカスタムが難しいモデルなのですが、だからこそハヤサカサイクルという様々な製品ルート、そして技術や知識を使って少し他とは違う(ボルトオンカスタムではない)ものを作りたいなと考えました。

 

 

メーカーのコンセプトを崩すことなく、自分だったらこんな仕様にしたい・・・というものを具現化させていただきました。

 

自分が思うにこのSV650、エンジンは昔から定評のあるエンジンで、Vツインの太い鼓動感と650㏄という排気量が相まって、かなり質の高い走りが可能で、ハーレーやビューエル等とはまた違う、エンジンフィーリングと走りが調和した凄く楽しい為のエンジンだと感じます。

 

今回、新しくECUセッティングも変えられ、より大排気量に近いトルク特性とダッシュ力が可能となりました。ならばその高次元な走りに攻めのテイストをスポイルさせたら格好良いのではないかと思ってイメージさせていただきました。

 

外観に関してはウインカーをLEDに変更、ライトはイエローバルブにしております。夜にクラシカルで絶対格好良いはず!!

テール形状が同メーカーのフラッグシップモデルであるGSX-R1000を意識したスパルタンな形状ですのでフェンダーレス化し、タイヤにα14という最新のハイグリップ系タイヤを装着。リアから見た場合にはスーパースポーツにしか見えませんがフロントはクラシック。このメーカーがデザインした相反するバランスをより強調しました。

 

  

 

  

 

ホイールは当初、ブロンズ系の色で万人受けを狙ったのですが、どうせ塗るなら難しい配色かつ個性を出したいと数度の打ち合わせを行いダークパープルメタリックへオールペン。 紫の配色って凄く種類があって難しいんです。 このカラーの命名を当スタッフ今野が 『ファンタグレープメタリック』 と命名しております(笑) 

 

 

ぱっと見た感じは黒いのですが見る角度によって浮かび上がる紫色の輝きが実に高級感があり、やや変態っぽくてイカス!! 今後 純正でも採用されることは無いであろう特殊調合の配色に、手に入れたお客様はきっと満足してくれるはずです。(してほしい)

 

 

  

 

リアタイヤはダンロップの最新モデルである α14 を投入!

(左が純正、右が今回)

攻めの走りと快適な巡行性能を可能とする高級ハイグリップタイヤ。リアから見ればまさにスーパースポーツのGSX-R1000にしか見えません。 SV650Xに似つかわしくないタイヤですが、このアンバランスさが逆にノスタルジックな車体のスパイスとなり、よりスポーティーな印象を引き立てています。心なしかやけに太く見えます(驚)

 

 

  

 

 

 

シートに関しても純正シートを付き合いのある腕の立つシート屋へ依頼しオリジナルデザインで作成依頼。

2名乗車は変えたくなかったのでリア側をシングルシートカウル風にエッジの立ったデザインへ、フロントはクラシカルな雰囲気と高級感を出す為にレザー調の表皮と縦のタックロールで仕上げています。

 

純正

 

 

これが今回のオリジナルシート。

ラインを崩したくなかったのでカラー等は純正に近い配色にしておりますが良く見れば違います!

 

 

 

フロントのクラシカルな外観、リアのスパルタンなテール、中央から車両を分断した際にまるで別のバイクを組み合わせたかのような雰囲気を持たせたかったのが狙いです。縫い糸や縫い方(ダブルスティッチ)、表皮の選択、シートの盛り等、なかなかこの車両に合わせたシート加工は難しく、シート屋さんも頭を悩ませておりましたが、この出来・・・最高ですね! ありがとうございます!!

 

  

 

  

 

  

 

この車両にフルEXの設定がありませんのでエキパイに関しては当社で膨大な時間をかけてポリッシュ作業を行い、唯一無二のポリッシュエキパイ仕上げ、焼き色にもこだわりたい為、耐熱1300度まで対応し10年以上効果がある 『CR-1ガラスコーティング施行』 を私自ら通常の5倍くらい分厚く施工してあります(鬼) この磨き作業はおそらくもう二度とやりません(笑) 1台限りです。

 

  

 

高性能なECUを装着するエンジンに対してサイレンサーはスズキと相性が抜群のヨシムラ製サイレンサー。チタンの焼きが入ったサイレンサーにエンドはカーボンと、バリエーションの中では最上位クラスを選択。 

 

 

少し前に流行ったカフェスタイルであったバーエンドミラーを装着。通常のものではつまらないのでビレッド削り出しの高級感のあるものへ。さらにスズキの名車であるカタナ1100の醸し出す 『和』 の雰囲気も取り入れたく、グリップは日本刀の持ち手のようなデザインのものへ交換させていただきました。 紫色のホイールやシルバーの外観はどこか 『忍』 を彷彿とさせます。 

 

  

左が純正。 右が今回。

 

リザーバータンクは・・・なんと・・・KAWASAKI NINJA H2のダーククリアのタンクを移植(笑) ここでKAWASAKIの代名詞的なシリーズである 『忍 NINJA 』 のテイストを取り入れSUZUKI×KAWASAKIの夢のコラボが実現とされました。 通常の白くて安っぽい雰囲気が一新されて高級感漂うハンドルまわりに!

 

 

他にもイグニッションキーを削りビレッドカバーを付けたり、フィラーキャップや各種パーツをビレッド化するなど、絶妙にダサ格好良い刺し色を入れて仕上げてます。 全て車検適合パーツを駆使して純正とは少し違ったこだわりのパーツ&ワンオフカスタムで仕上げた攻めのSUZUKI SV650X、全体的なバランスも絶妙! 性能は純正以上!! 高級感ありきで下品でもないスタイルへ生まれ変わりました。

 

 

どうでしょう?

 

見れば見るほどジェントルで 『通』 にはグッとくる仕様だと思いませんか?

こんなバイクで峠を攻めてたら格好良いと思いませんか!?

 

展示会場でお披露目致します。

 

しかも・・・これだけカスタム(約50万)しておきながら限定1台、超絶特価価格で出しますのでこうご期待!

いや、安すぎるので公開しておきます。では・・・どうぞ!!!

 

 

同じ車両(特にポリッシュ)は手間がかかりすぎる為、二度と作りません。 

 

『こいつはいいぜ!!』 とビビっときた方、泉バイパス店のスタッフが忙しい中、個人的にサービス残業して作った私たちも思い入れのある車両です。

 

 

 

カスタムショップではありませんが、カスタムマニアなスタッフが多く在籍する泉バイパス店では、こんなご提案も可能です。 是非、もらってやってください!!! では会場でお待ちしております。

 

店は展示会に向けてこんな感じ。 狭すぎてすみません・・・汗

 

 

早坂サイクル商会 泉バイパス店 店長 菅野