また私の大好きな映画の話。

 

もしかしたら1番好きかもってくらい大好きなブルーバレンタイン

DVDも持っているので今までにもう何度も見ました。

 

*ネタバレNGな方は読まないでください。

 

 

私の好きな映画をこの書くのはこれで3回目ですが、全てにちょっと共通点があります。まず、3つともタイトルに『ブルー』がつくこと。そしてラブストーリーだけど3つとも悲しいラストであること。

 

ベティ・ブルー

 

アデル、ブルーは熱い色

 

ブルーバレンタイン

 

 

3つの中でも1番好きなブルーバレンタイン。予告編とあらすじはこんな感じ。

 

 

STORY

ディーンとシンディ夫婦は娘のフランキーとの3人暮らし。長年の勉強のすえ資格を取り、看護師として忙しく働く妻シンディの一方、夫のディーンの仕事は朝からビールを飲みながらのペンキ塗り。もっと自分を高める努力をして、きちんとした仕事に就いて欲しいとシンディは夫に対して思っているが、最低限の仕事をして少しでも多くの時間を家族と過ごすことが一番大事だというディーンとの溝は深まるばかり。ふたりの出会いは、シンディが医学生、ディーンは引越しのアルバイトで生計を立てていた頃。不釣り合いな二人だったが、ディーンのどこか飄々とした生き方と明るさにシンディは惹かれていった。若く夢があり、お互いに相手に夢中で毎日が輝いていた幸せな日々… そんなふたりの過去と現在が交錯しながら、愛の終わりと誕生が重なり合う、切ない慟哭のラストへと向かっていく。

 

 

 

 

ストーリーを少し追加すると、ディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)は結婚7年目。娘がいるけど、ディーンは本当の父親ではなく、本当の父親はシンディの元カレだったりします。ディーンはそれを承知の上でシンディと結婚してずっと実の娘のように可愛がっています。

ディーンは困難を乗り越えて幸せな家庭を築こうとしてきて、7年目の今も妻のことを愛しています。一方、妻シンディは旦那のことを生理的に受け付けられなくなっているという悲しい状況。

 

 

昼間から酒飲んで、気楽な仕事してるハゲた旦那に冷めるのも分かるんだけど、平凡でいいから家族との時間を1番大事にしたいディーン。ディーンの一途さはシンディと出会った時から何も変わらないから私はディーンの肩を持ちたくなります。ディーンの気持ちの方がよくわかる。そして若いときのディーンは男前すぎます。

 

 

でも出会った頃は男前なのに、現在のシーンだとハゲたただの中年男。ライアン・ゴズリングは役作りのために前髪わざわざ抜いてM時ハゲにしたり、ミシェル・ウィリアムズも体重増やしてオバさん体型になっていたりして、そのせいか夫婦の姿がとてもリアル。

 

若い2人が出会って結婚するまでのラブラブでキラキラとした時間と、倦怠期を迎えた後のブルーな夫婦の冷めた時間。幸せな過去と不幸な現在が交互に映し出されるので余計その差に心が痛む。「あぁ、恋人時代はこんなに輝いてたのに。。現在の2人。。」って。

 

 

そしてこの映画はエンドロールがたまらない。どの映画より1番好き。エンドロールを見たくて何度も見ちゃうくらい。


ラストシーンはアメリカ独立記念日。もう誰が見ても修復不可能な関係になっているのにシンディと別れたくないディーンは「悪いところは直すから。」と縋るけどシンディは完全に拒絶。渋々、家族の元から去っていくディーンを追いかける娘。「ママのところに戻れ」と言われて母に抱かれて娘は泣きながらパパと引き離されてしまう。

 

夫婦は背を向けて別々に進んで、2人の関係が完全に終わった瞬間にエンドロールへ。。アメリカ独立記念日で打ち上げられている花火と若い頃の幸せいっぱいの2人のシーンが重なってとても切なくて綺麗。

 

出会って愛し合っていた頃の2人が花火とともに浮かんでは散ってゆく。悲しいラストだけど、このエンドロールを見ると恋をすることは素敵だと思えます。

 

 

 

 

でも「ブルーバレンタイン」を見ていると結婚生活を維持させるのはこんなに難しいのかな?って考えてしまう。前はあんなに愛し合ってたのに!って思うのは、恋人でも夫婦でも別れるは同じなんだろうな。キラキラした時間過ごした分、切ないね。

 


そして離婚はやっぱり子供がかわいそう。私も両親が離婚しているから、最後のパパと離されるシーンで辛くなります。私の場合、今も父とも母とも仲良くできているけど昔は母親のこと嫌いでした。

 

幼い頃の母との関係が原因で境界性パーソナリティ障害になるともいうけど、私の場合は完全にそれだと思っています。

母親との関係についてはまた詳しく書きたいなって思っています。

 

 

 

 

 

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