今日、ふと思い出して久々にこの本を手に取りました。
私の大好きな一冊。大切な一冊です。
映画、魔女の宅急便の元気になれそう [ 宮崎駿 ]の絵本。
実はこれ、1つ前に付き合っていた元カレにもらったものなのですが。お気に入り。
その彼と付き合っている3年間は、心療内科に行ったり自傷行為をすることはなかったけど、人付き合いが苦手で友達も少ない、さらに上京したばかりで落ち込むことも多かった私にプレゼントしてくれたものです。
線のタッチ、色の塗り方がやわらかくてゆるく優しくて好き。青色綺麗。
テンションの高くない内容だから落ち込んだ時も力を抜いてパラパラとゆるゆると読めます。
魔女の宅急便の絵本といっても本編のストーリーが丸々というわけではなくて、映画の物語に沿って、キキの心情が語られている作品です。キキの詩集といった感じ。
映画の中では夢いっぱい元気いっぱいに見えたキキ。でもこの本に出てくるキキはあの元気いっぱいのキキじゃない。なんていうか、無邪気さがない分、ある意味映画より少しだけ大人ぽく見えるというか。しっとりとしたお話。
「元気にならなきゃ」とか「元気を出して」じゃなくて、「元気になれそう」って言葉がいいなぁ。無理しなくていい、読むとほんの少しだけ心が軽くなる。そんな本。
もし、落ち込んでる恋人や友達、家族がいたらこの本をそっとプレゼントしてあげてほしいな。もちろん自分で買って読んでみるのもとってもオススメです!
久しぶりに映画も観ようかな。
魔女の宅急便は音楽も大好き。
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