みなさん、こんばんは、おはようございます、こんにちは。元銀行員の中小企業診断士で、産業カウンセラーで、NPO法人メンタルレスキュー協会認定MRC(メンタルレスキュー・カウンセラー)、UCPC(うつ・クライシス・専門カウンセラー)の「しゅん」こと、本多です。
このブログをご覧いただき有難うございます。
昨日はブログを書いたりしているうちに2時になり、さらにそのままこたつで寝てしまって、目が覚めたら5時‼️
さすがにまずいと思い、寝室で寝ましたが今朝は9時まで寝てました(笑)。
今日、中小企業庁からの周知依頼として、掲題の補助金の案内が来ました。
私は基本、補助金の申請代行はお断りしているので、この記事をを読んで下さった方が申請したいから依頼したいと思われても、ご相談をしないで下さいね。
中小企業省力化投資補助金の詳細は、今回は省略します。補助金の名称から予想できるでしょうが生産性を向上させるための投資に補助金を支給してもらえるのですが、要件として人件費が増加させる必要があります。
この補助金だけでなく、ものづくり補助金、IT補助金などの補助金も人件費を増やす事が求められています。
もちろん、税金が素に支給されるので雇用を増やして、給与を上げて欲しいと言うのもわかりますが、省力化や生産性を向上させるために投資すれば、今まで従業員が行っていた作業がなくなるので人が要らなくなります。
一方で雇用を増やしたり、増やさないでも人を減らさないで、かつ賃金を上げて下さいというのは、かなり厳しいのが現実です。
これは私の個人的考えですが、効率化や省力化を進めるのは固定費の人件費を減らすのが最も大きな目的です。
飲食店でロボットが料理を持って来てくれたり、ホテルで掃除するロボットも当たり前になってますし、スーパーでもレジはバーコードを読ませるだけで、支払いは自分で機械に払うなどで効率化が進んでます。
さらにそれを進めていくが良いと考える一方で、人を雇用しろ、賃金を上げろと言うのは簡単ですが、現場は難しいです。
東京、大阪、名古屋、福岡、仙台などの一部を除いて少子高齢化の対策が進まない中で省力化は必要なので、これと同時に人を増やすには定年後(嘱託再雇用の後の人)の人を短時間勤務の人を増やす事が良いかなと思います。もしくは専業主婦やパートで自分の年金額が少ないけど時間はある女性も同様です。
逆に言うと、そういう人たちは体力的にも長時間勤務は難しいし、力もないので無理がない範囲で働いて貰う。
そうすれば、社会保険も厚生年金もかけなくて良いし、年金だけだと贅沢できない人が働けて良いことではあります。
ですが、そういう人ばかりでは徐々に働けなくなっていくので、5年後10年後も必要な従業員を確保するのは厳しいので省力化しながらも、若い従業員を雇用していかなければならないのです。
なのでもし私が補助金を考えるとしたら、高齢者でも働けるような設備投資と若い人が転職しやすいように技術や資格を取得を支援すること、外国人が雇用できるような支援(通訳の配置や外国人従業員の教育など)を考えます。
今でも資格取得のための助成金はありますが、今は資格を自由に作れるので高い費用をかけて取得しても役に立たないものがたくさん有ります。
これから20年くらいは高齢者が増えますし、医療や薬がますます良くなるので、長生きしている高齢者が多くなります。
20年前は100歳以上生きる事が少なかったのが、今は100歳以上で元気な方も多いですが、一方で高齢者は健康な人は少なく、また一人暮らしの人が増えます。
経済面では企業に補助金を出して行くことも大切ですが、効率化や省力化などに伴い影響がある人に対する支援も必要と思います。
長々と書いてしまいましたが、せっかく国が設定してくれた補助金などを用意してくれたので、それを使って投資する際には設備導入などによる効果とその反面で考えられる余剰人員対策を考える必要があります。
また、設備導入の際には自社の販売力や販売先数を考慮して行わないと私が実際に相談対応した企業は機械メーカーの営業の上手い話に乗って設備導入した結果、自社の販売力を超えたため在庫が積み上がり、大きな機械が入って同線が悪くなっている上に、在庫が積み上がって大変な状況でした。
結果、私は売れる範囲の製造に抑える事で材料費、電力使用量を抑えながら空いた時間を営業に取り組むことを提案しました。
このように、補助金を使って貰い企業の状況を考えない営業会社もあるので気をつけましょう。
導入の判断がわからない場合には、地元の商工会議所、商工会に相談しましょう。
長くなりましたが、新しい補助金の公募が始まった事で思った事を書きました。
もしも、これを観てくれた中小企業の支援をされるかたがいたら、コンサル報酬を目的にするのではなく、報酬は少なくなってもクライアントにとって効果が期待できるような事業計画の策定支援に取り組んで下さい。
長文を最後までご覧いただき、有難うございました。