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フォルクスワーゲンがディーゼルエンジンの排気データの偽装によって、ドイツのものづくりが全て偽装や誤魔化しているのではないかとまで書いている人もいました。

高い信頼性?
日本製品とドイツの製品はいずれも品質が高く、信頼できると言われていました。今回のフォルクスワーゲンの問題が発覚した時に、「日本ではこんなこと有りえないよ!」と思った人は多かったのではないでしょうか?

そんなところに、今回のマンションの傾き問題。販売は三井不動産プレデンシャル、建築は三井住友建設。その下請け、孫請けも大手企業の関連企業です。

冷静になって考えてみるとホンダ車を中心にしたリコール問題もありましたし、エアバックのリコールも有りました。日本では大きく報道はされていませんが、海外のメディアは今回のフォルクスワーゲンと同じかもっと厳しい記事を書いていたのかもしれません。

今回の一番の問題は、日本を代表するような企業が行ったいう不祥事だということです。不正を行ったところが、孫請けであれ、下請けであれ、施工業者としての責任があり、その管理を十分に行わなかった発注元の責任は当然にあります。

逆に言えば、大きな企業だからやってはならないことですし、見逃してはならないことを見逃す甘い管理体制だという事です。三井や、三井住友が作って売ると言うブランドを信用して高いマンションを買った人も多いと思います。

フォルクスワーゲンだからとか、三井だから、住友だからというブランドを毀損させ、そして国を代表する企業の不祥事は国全体の信頼を一気に無くしてしまったといっても過言ではありません。

ブランド価格というのものが有ります。「このブランドならこの位はして当然だよねというもの」です。例えばオメガの高級時計が2万円とかで売っていれば明らかにおかしい?と思います。

それは長年の歴史や製品の高い技術力が生み出すブランド力です。私はセイコーのソーラー電波時計の高級時計に比べると決して高いとは言えない時計を愛用していますが、セイコーへの信頼から私としては思い切って買った時計です。

長年の歴史は・・・
一瞬にして消え去ります。よく悪質な風評被害が原因で売り上げが激減したという話を聞きますが、そういう悪質な風評被害が起きる土壌を作ってきた企業に問題が有るのです。

私が最も心配しているのは、国を代表する企業が行った不正ですから、気に全体がそういうこと行う国だと思われることです。今回の件では最終的には経営幹部が出てきて、引責辞任と称して関連会社の社長になったりする人が出てきそうな気がします。

何十年、何百年もかけて得られた信頼も一瞬にして失います。日本人よ本当に信頼していいのですか?

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