「信用してください」、「信頼してください」と言われると逆になかなか信用できないものです。何らかの客観的事実の裏づけがあるならば兎も角、発信者側の「思い」だけでこのように言われてにわかに信用することは難しいものがあります。これは受け手の心理としてごく当然のことではないでしょうか。
概ね、発信者側は、売らんがためにこのような表現をするのでしょうが、多くの場合、「名物に旨いものなし」です。「騙されたと思って…」と言われても、なかなか胡散臭さを拭えるものではありません。もっと酷い例は「いいから買ってって!」と呼び込む観光地のお土産さん。皆さんも同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
実は発信者もこのようなことを知っていながら、実際に自分が発信する側に立つと同じことをしてしまうのは何故でしょう。受信者側の視点に立っていないのです。受信者の気持ちに立てば、どのように応対すべきかわかるはずです。
重要なことは、発信者と受信者の気持ちに大きなギャップがあることを認識すること、そして、発信者側の視点で押し付けるのではなく、受信者の気持ちに立って考えることではないでしょうか。当たり前と言えばこれほど当たり前なことはないのですが、当たり前のことができないことに問題があるように思います。