【ウォンキュ・ミンホ・ホヒョン】 BOYS DAY 番外 中編 (D-650) | 徒然日記 ~ 愛wonkyu ~ ウォンキュ小説

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とはいいつつも83(レラトゥギ)・ヘウン、TVXQミンホも時々やらかしますが、どうぞご贔屓に!

いつまでたっても終わらないバトルに免疫が出来て、先に立ち直ったのはユノだ。
流石に適応能力が高い。
 
「あぁ、どうせシウォナは恥ずかしげもなくキュヒョナにこういうこと言ってるんだろ?」
「?そりゃあ、言うよ。言わなきゃ伝わらないだろ?」
 
らしいなぁ、と笑ってユノは自分の顔を手で仰いだ。
 
「じゃあ、逆にキュヒョナは言う?」
「…あんまり言わないかな」
「それで自分が好かれてないと思う?」
「…思わない」
 
自惚れているわけではなく、キュヒョンのパーソナルスペースを考えるとシウォンは随分と容認されているという自覚はある。
そしてそれに満足しているし、そこも受け入れているつもりだ。
 
「つまり、そういうことじゃないの?」
「そういうこと?」
「えっと…キュヒョニヒョンはそういう人だって受け止めてもらってるから言わなくても解ってくれてるって思ってるんじゃないかってことです。要するに甘えられてるんですよ」
 
ようやく立ち直ったらしいジョンヒョンが微笑んだ。
 
「うん。そうだろうね」
 
頷くシウォンに呆気にとられたような顔で二人がその様子を凝視する。
 
「え、分かってて拗ねてたの?」
「だから、理屈じゃないんだって。寂しいものは寂しい」
 
きっぱりと言い放ったシウォンにジョンヒョンは驚いたような表情のままで、ユノは楽しそうに笑いだした。
 
「シウォナ、意外と子供みたいなとこあんだなー」
「そうだよ。キュヒョナ相手に大人ぶってるだけで本当は大して変わらないんだって」
 
だから、素直に甘えられるミノが羨ましいと思うよ。
そう言って笑ったシウォンにジョンヒョンがはにかんだように笑う。
 
「それは、年齢的な物じゃないですかね…」
「えー。チャンミナ俺に甘えないよ。寧ろ厳しい」
「でも、溺愛されてない?」
 
隣の会話を示すようにシウォンがそう言うと、ユノが顔をしかめた。
 
「だからさぁ、普段からああじゃないから。だからって別に好かれてないとか感じはしないけど。心配してくれてるから怒るんだろうなってのは伝わってるし。どこにスイッチがあるのか分からないけど、スイッチが入ったらああなるんだよ。人前とかではクールな最強マンネだから。…そういうとこもしかしてキュヒョナと似てるんじゃない?」
 
さすがに仲がいいだけはあるよな、と納得しかけたところで今まで静かだったキュヒョンの声が聞こえた。
 
「可愛い、可愛いうるさいよ!シウォナだって可愛いっ!それでかっこいいし、もてるし…っ」
 
…なんで俺なんだろ?
あんなにかっこよくてもてるくせにさぁ。
俺なんて、オタクだし可愛くもないし女の子みたいにできないし。
好きなんて言わないし、っていうか言えないし。
こういうめんどくさいって自覚できるくらいの性格なのにずっと好きでいてくれてさぁ。
そのうち愛想つかされるんじゃないかって思ってるくせに、やっぱり素直に言えないし。
どうしたらいいんだよーっ!!
 
「あの人はそういう素直になれないお前も解ってて好きなんじゃない?」
「…そういうチャンミナも素直には言わないだろ」
「俺は言わなきゃならない時はちゃんと言うよ。あの人自分の主張もしっかりするけど基本的には人を気遣ってばかりだから。俺はまだしも、まわりの人とかさ。もっと自分を大事にしたっていいのにって思う時あるよ?失くしたくないものは自分で守らなきゃ仕方ないから言う時はしっかり言う」
「きゃー!チャンミニヒョンかっこいい!」
「うるさい。お前は逆に言いすぎ」
「だって言わなきゃ信じてくれないんですよぉ。何より言いたいから!あ、きっとシウォニヒョンもこんな感じなんじゃないですか?うちのヒョンもそういうネガティブキャンペーンたまにやらかしますけど、そういうのもなんからしくて好きなんですよねー。本人は本気で大変なんだろうけど。人間誰だって程度と頻度の差はあってもそういうのあるじゃないですか。そもそも自分の事可愛くないとか、どうしたらそういう結論になるのかも解らないし、そういうところも可愛いですけど」
 
ミノの言っていることはいちいちシウォンにとっての正論だ。
まさかこんなところに同じような思考を抱いている仲間がいるとは思わなかった。
グラスの縁を指でなぞりながらジョンヒョンは相変わらずどうしていいのかわからない表情のままで俯いて、ごそごそとポケットを探ると携帯の画面を見て、ドアを指さした。
 
「すみません。マネヒョンから連絡入ってたみたいで…ちょっと電話してきていいですか?」
「いいよー」
 
遠慮がちに立ち上がって退室したジョンヒョンを頬杖をついて見送りながらクスクスと笑っているユノも幸せそうで。
シウォンはふっと息を吐きだす。
 
「なんだかんだで愛されてるね、俺達」
「だよなぁ」
 
照れて笑ったその時、シウォンの携帯が短く震える。
画面を開くとチャンミンからのメッセージ。
【まぁ、こんな感じだから。諦めて】
諦めろ、ときたか。
それでも、普段はなかなか聞くことがない言葉を聞けたのは収穫だ。
【まぁ、仕方ないよな】
短く返すと溜め息を溢す。
 
「なに?」
「いや、チャンミナに悪いことしたなって気分に…」
 
ユノが楽しそうに笑う。
 
「どうせ普段から揶揄われたり、悪戯されたりしてるんだろ?気を許した相手にしかしないけど。それにここで一人であの会話を肴に食事したって美味くはないだろうし?やっぱり食事は楽しく食べたほうが美味しいじゃない」
「まぁ、確かにね。ここに一人はどうかと思うけど」
 
シウォンがそう言うと同時に勢いよくドアが開けられ二人で視線を向けると、そこには一瞬にして毒牙を抜かれたような呆気に取られた表情で固まったミノと、彼に肩を抱かれて引き摺られるようにしてきたジョンヒョンが顔のまえで両手を合わせて立っていた。