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Turn my wounds into wisdom ~未治療FTMのブログ~

40歳過ぎた未治療のFTMが今まで経験したこと(主にニューハーフさんとのこと)を回想含め書いていきます!
7年ぶりにブログ再開です!

※事実の話しです。

自分の生物学的性は女性だけど性自認は男で性指向は女性だと思っていた。
MTFの人は恋愛対象となるのか考えたこともなかった、まわりにいなかったし。

昔何度か行っていた新宿二丁目のお店でY助くんはYちゃんに「(生物学的に)男性じゃないとダメ。」というような理由で断られたと聞いていたし💧

そりゃそう言われてしまったら我々FTMはいくら治療しようと完全な男性になれるわけではないし…。
そこはどう自分の魅力を磨いてもムリじゃんねーってね(笑)、逆立ちしてもムリじゃん(泣)
もちろんその本人から直接理由を聞いたわけではないから、本当の理由はわからないけど。


俺に素敵な言葉をかけてくれたYさんは心が男性なら恋愛対象になると言っていて、その概念すら俺には新鮮だった。
もちろんそれを聞いて、俺が恋愛対象になって俺にもチャンスがあるのか!とまで都合良くは考えはしなかったけど(笑)
この子の前では俺は男としていられるし、相手も俺を男として対応してくれるんだろうなーとは思った。

自分が男として過ごせる場所が欲しかった俺はそんなことを考えて、もっと彼女のことを知りたくなった。


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「ねぇ、どっちなの?(FTMでしょ?)」と問いかけられ俺は自白した。

「FTMだけど治療もしてないし、女医で働いてるから隠してるんです。だから言わないでください!」

あー、マジで人生終わった…。今までの苦労は何だったんだろ、自らこんなところに来てバカだなー(泣)

ところがYさんは俺が予想していなかった返答をしてきた。
「あ、やっぱりそうなんだ。私は最初から気付いてたよ、皆は気付いてなかったけど。私、FTMの人と何人も付き合ったことあるからすぐわかったよ〜。」
「ねぇ、名前(男性での通称名の意味)あるんでしょ?教えて。」

この時、アウティングからのカミングアウトという初体験と思考グルグルの焦りと飲み過ぎにより心臓がバクバクしていた。
「名前はたか○○って言います。」と俺が答えると

Yさんは…

「わかった!たかちゃんね。」「これから皆で来る時は△△(俺の本名)って呼ぶね。1人の時はたかちゃんって呼ぶね。皆にもそう対応するように言っておくから心配しないで。」
と言った。

ビックリした。こんな予想外の返答がくるとは思ってなかった。嬉しかった(泣)

初めて自分を受け入れてもらったような錯覚を起こした。すごい高揚感だった。
約4年間必死にセクシュアリティを隠していた反動もあったのだろう、そうゆう感情が一気に爆発してしまったようだった。

振り返って考えるとこの時に感情を揺さぶられた。吊り橋効果ってやつもあっただろう。一気に彼女に好意を抱いた、単純(笑)

1日の大半を女医として過ごしていると、それが普通になってきてたまに本当の自分がわからなくなることがある。女医としての自分がウソというわけではないのだけど、自分が男性として過ごす時間は圧倒的に少ない。
自分から男性として過ごせる機会を敢えて減らしていたわけだけど、本当は男性として過ごせる場所・相手(異性)を欲しがっていた自分がいた。

今までカミングアウトは恋愛感情を抱いた相手にしたり、ほのめかしたりしたことはあったけど、大半は理解を得られず距離を取られることが多かったから、自然と言わないでいるようになっていた。

FTMの友人達とは最初からお互いにFTMとわかった状態で知り合って仲良くなってるし…ね!


オカマバーで女医がFTMってバレる!って文字にすると変な感じなんだけど(笑)
この日をきっかけに未治療FTMの女医はニューハーフにハマっていくのであります。





3月の年度末になって、自分の医院のスタッフと近隣薬局のスタッフさんで食事に行く機会があった。
いつもは大人しく1次会でお開きなのだが、その年は花粉がいっぱい飛んだりとかなりハードワークの時期だったので勢いで2次会に行くことになった。
スタッフの慰労という大義名分を振りかざし、いざオカマバーへ(笑)

スタッフの皆さんは初めてのオカマバーってことで盛り上がり楽しんでいた様子。0時を過ぎ酔い潰れたスタッフや電車で帰る人などいつの間に次々と帰って行って、気付いたら1人(笑)
酔っ払っていてその会で皆とどんなことを話したかは一切覚えていないけど、1人でも楽しんでいて、他のお客さん方も帰って行った。

店内には自分とお店のスタッフさんだけになり、俺もかなり酔っ払っていてフラフラ吐く寸前レベル。
以前にラインを交換したYさんが俺の隣に座ってきて話しかけてきた。
Y「ねぇ、本当のこと教えて?」
俺「本当のことってなんですか?」
Y「ビアンなの?FTMなの?どっちなの?」

かなり酔っ払ってはいたがまだ思考力は低下していなかった(はず…)
俺の頭の中では瞬時に色んなことがグルグルしていた。ヤバい、なんでバレてるの💦今まで4年間頑張って隠して来たのに😱今までの苦労は全て水の泡なのか、地元の店でバレるなんてどうしよう💦💦

今までFTMということを隠して生活していた俺に取ってアウティングは初体験!!
そもそも人は先入観で考えるし、マジョリティの人達は近くにマイノリティがいるなんて思わないし、怪しいな?と思っていたとしても踏み込んで聞いてくる人もいないから、ってな感じで今まで過ごしてきた。

しかし、相手は綺麗系ニューハーフ、同じマイノリティでした。もう逃げられない、今までみたいに誤魔化せない、どうしよう💦

②に続く。