8.27 今日のカリフォルニア興行 | ボクシング・ジーンのブログ

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Premire Boxing Champions
Guerrero vs Peralta

8月27日(土)15:00~ 場所:ホンダセンター(カリフォルニア州アナハイム)
主催:PBC
テレビ:スパイクTV



<スーパーウェルター級12回戦>

●ロバート・ゲレロ(米カリフォルニア)33勝18KO4敗1分

[判定1-2]113-115 112-116 115-113

○デビッド・ペラルタ(アルゼンチン)25勝14KO2敗1分

地元の大声援を受けてリングに上がった2階級制覇チャンピオン。今年1月にダニー・ガルシアと空位のWBCウェルター級王座を争って以来の再起戦で、イージーな相手が選ばれたはずでしたが、長身の変則アルゼンチン人に中盤以降ぺ―スをとられてしまいました。

序盤は175cmのサウスポーゲレロがペラルタの出方をうかがいながら巧く圧力をかけ、左を合わせてのけぞらせる場面をたびたびつくりました。アルゼンチンではタクシードライバーをし、これが初の国外遠征であるペラルタは、頭が大きくて脚が細く、動きもバランスが悪い印象を受けます。「いい勝利でアピールしたい」と意気込むゲレロは、3回あたりからKOを狙ってアグレッシブに。最初はゲレロの勢いに圧されていたペラルタがゲレロの動きをとらえ始めて、流れが変わります。ゲレロの入り際をペラルタが左アッパー、右ストレートで叩き、第5ラウンドをはっきりととります。その後アルゼンチン人は、長い手足を活かして距離をとったりクリンチで封じたり、ゲレロのペースを崩すことに成功。8回、ゲレロが強引な攻めをやめ、序盤のように相手を誘い込む形に戻しましたが、その場面でもペラルタの右が先着。9回にはコーナーで右ダブルを浴びたゲレロが深く腰を落とします。ダウンのコールはかからなかったものの、試合終了までゲレロの苦境は続きました。

3階級制覇達成へ、二度目のチャンスを求めて再起したゲレロですが、格下相手に初めて喫した敗戦は、大きなセットバックと言わざるをえません。



<ミドル級10回戦>

●アルフレド・アングロ(メキシコ)24勝20KO5敗

[判定0-3]92-98 93-97×2

○フレディ・エルナンデス(メキシコ)31勝20KO8敗

強面“ペロ”(犬、闘犬)としていまだ人気の元WBOミドル級チャンピオン、アングロ。大声援を受け、重いジャブで積極的に仕掛けて出ました。しかし、長身の37歳、エルナンデスが長いジャブ、左フックで上下を巧く叩き、序盤のうちからペロの顔を赤く染めました。相手の速いコンビネーションについていけないアングロは、右強振とボディショットに活路を見い出そうと努めます。5回終盤にやっと右ヒットでエルナンデスの左まぶたを切り裂き、流れが変わるかと思われましたが、エルナンデスはひるまず。的確な左アッパー、右ストレート、上下の打ち分け主導権をキープ。元世界チャンピオンを明白な判定で退けました。敗れたアングロは、スコアを聞いて何度もうなずき、四方のファンに向かって丁寧に頭を下げ、リングを降りています。



<スーパーウェルター級10回戦>

テレル・グーシェイ(米・オハイオ)18勝9KO

[判定2-0]95-95 97ー93×2

スティーブ・マルティネス(米・ニューヨーク)16勝13KO2敗

ロンドン五輪代表のグーシェイ。1ラウンドはマルティネスに好き放題攻めさせて様子をみているのかと思いきや、2ラウンドもディフェンス中心。マルティネスのワンツー、ボディブローが目を引きます。ガードを固める時間が長いグーシェイはマルティネスのプレスに耐えきれずあからさまなホールドで難を凌ぐことも。5回には相手の出端に右ストレートを合わせ始めたグーシェイ。積極的な攻めでファンを味方につけたマルティネスに、終盤戦に向かってジャブ、右アッパー、右ストレートのヒットを増やしてポイントを拾い、なんとか帳尻を合わせました。


<スーパーライト級6回戦>

○ルイス・ベッロ(メキシコ)7勝3KO4敗

[KO3R2’58’’]

●オマール・レイジェス(米・オレゴン)2勝3敗



<ヘビー級6回戦>
ステファン・ショウ(米・ミズーリ)7勝5KO
[判定3-0]60-54×3
ジョナサン・ライス(米・カリフォルニア)4勝2KO1敗1分
慎重な間合いの探り合いにブーイングが飛び始めた2回、軽いパンチで距離をキープしようとするライスに対しショウが重い左ジャブから右ストレートを狙い出します。3回には左フックにつないでライスをのけぞらせました。しかしそれ以上の追い込みはかけられず、平坦な戦いに野次が飛びまくる中でフルラウンドが終了しました。

 

<フェザー級4回戦>
ダニエル・ゴンサレス(米・カリフォルニア)デビュー戦
[判定3-0]40-36×3
ハビエル・セペダ(米・ニューメキシコ)1敗
スイッチして左ストレート、右ストレートの強振でセペダをじわりと下がらせるゴンサレス。メイウェザーチームの一員で、大声援を受けてのデビュー戦です。セペダの方もゴンサレスの打ち終わりを狙うものの、スピードはゴンサレスが上。セペダの動きに合わせたタイムリーなヒットでゴンサレスが圧倒していきます。疲れた最終回はセペダの右を浴び苦しい時間を過ごしたゴンサレスですが、判定は明白でした。



<フェザー級4回戦>
ビクター・モラレス(米・オレゴン)デビュー戦
[判定3-0]40-36×3
エリック・レイネス(エルサルバドル)1勝2敗

 

<スーパーライト級4回戦>
ネリ・ロメロ(アルゼンチン)2戦2勝2KO             
[TKO2R終了]
ルイス・シルバ(メキシコ)2勝1KO8敗



<ウェルター級4回戦>
アブラム・マルティネス(米・カリフォルニア) デビュー
[TKO2R終了]
フィリップ・パーシー(米・カリフォルニア) デビュー