5.28 in 香港 小関桃V11に成功 | ボクシング・ジーンのブログ

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香港・香港島のほぼ中心に位置する巨大コンベンションセンター「香港会議展覧中心」で行われた興行『Night of Champions』に登場した小関桃(青木)が、挑戦者で元WBC暫定女子ミニマム級チャンピオンのホ・ウニョン(韓国)を6回1分23秒TKOに下し、V11に成功しました。


「映像で見た限りでは、途中まではふつうのボクシングのはずなのに、1ラウンドから来るとは…」

とチャンピオンが振り返るとおり、挑戦者は開始からあらっぽく右を繰り出してきました。そして身体ごと預けたと思ったら離れ際に右で叩くかたちで、チャンピオンを攪乱しようとします。


しかしこれが「想定内だった」という小関は落ち着いて対処。左のスイング、左のアッパー、左のボディブローと、主武器である左の豊富なバリエーションで韓国人にダメージを与えていきました。


3回にはホが頭からはいってきたところでバッティングが起き、右目上をカット。中村勝彦レフェリーはWBCルールに従って、カットのないチャンピオンから1点を減点します。しかしその後も小関のワンサイド。この回には明確に左ストレートをめり込ませました。4回終了後の採点は38-36、39-37×2で三者ともに小関を支持していました。


迎えた6回。度重なるホールディングを注意していた中村レフェリーはここで韓国人から1点を減点します。その後ほどなく、小関の左がクリーンヒット。大きくのけぞったホを連打でロープに追い込み、レフェリーストップを呼び込みました。


この1試合前のメインイベント、WBCアジア・コンチネンタル・スーパーフライ級タイトルマッチでは、同チャンピオンのレックス・ツォ(香港)が満員の地元の観衆の前で、元世界2階級王者のワンディー・シンワンチャー(タイ)からダウンを奪い、4回に相手の棄権(左脱臼)によって初防衛に成功しています。



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