高橋ナオトインタビュー、東京ドームの思い出 | らんぶるライフ

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高橋ナオトさん 世界への道途切れた東京ドームのリング それでも「人生の誇りです」

 井上VSネリが近づいてきて東京ドームというキーワードでちょこちょこ記事が出てます。
 自分の世代では東京ドームといえばタイソン以外の話題として吉野弘幸さんの日本王座戴冠(タッブス戦時)、辰吉丈一郎のデビュー2戦目のボディブロー(ダグラス戦時)、そして高橋ナオトさんのノリー・ジョッキージム第二戦の惨劇(ダグラス戦時)。
 高橋ナオトさんが一度、逆転KO勝ちをした相手のノリー・ジョッキージムとの再戦を組まれ6回のダウンを奪われての判定負けをした試合…
 自分らただ見てるだけのファンからするとやっぱりノリーは強いんだなって思ったもんですが実際は、モチベーションの維持が難しい相手との試合、それ以上に減量の環境だったみたいです。
 減量苦は色々なボクサーに言われる話なんですがナオトさんの場合は体重が落ちないんじゃなく体重を落とす環境が悪すぎたんですよね…
 真冬にストーブも入れずに窓を開け放つジム…
 どうやって汗をかけばいいの?汗がかけないから絶食するしかないんですよね。
 この話を聞いたとき、本当に阿部会長が嫌いになりましたよ。
 故人ですが阿部会長はボクシングの指導者になっちゃダメな人だと自分は声を大にして批判しますよ。
 まぁ昔は会長は絶対権力者で選手ファーストなんて概念はなかったでしょうが、減量苦がよく語られるファイティング原田会長だってジムは減量には協力してくれてたはずです。
 それにストーブを入れない理由が自宅兼ジムが痛むからというものすごい自己中な理由…
 ナオトさんは当時のボクシングファンやボクシング関係者に本当に期待されていた選手なんですよ。
 業界全体で育てて行っても良いくらいの金の卵だったんですよ。
 そういう意味で井上尚弥はお父さんと大橋会長の先見の明やプロデュース能力の高さによって才能が守られて本当に良かったと思います。
 改めて大橋会長、真吾トレーナーのおかげで井上尚弥という素晴らしい才能を開花させてくれたことに感謝したいと思うとともにダイヤモンドを雑な研磨で磨いた阿部会長への恨み節を閉めたいと思います…