前回、ロッキー・マルシアノの写真が出たんでロッキー・マルシアノの紹介を。
戦績 ４９戦 ４９勝 （４３ＫＯ）
世界ヘビー級チャンピオン
本名 ロッコ・フランシス・マルケジアーノ
ニックネームはブロックトン・ブロック・バスター（ブロックトンの爆弾）
陸軍でボクシングに出会い、４年間アマキャリアを積んでからプロ入り。
デビュー以来、１６連続ＫＯを続けた（うち９回は初回ＫＯ）ハードパンチャー。
身長１７８cm,体重８４ｋｇとヘビー級としてはかなり小柄ながら（今ならクルーザーより小さい）、
ファイティング・スピリッツと人並み外れたパワー、白人（イタリア系）ということで物凄い人気だっ
た。
しかし、ボクシング始めたばっかりの頃は不器用でどうしようもなかったらしい・・・
しかし、不屈の闘志と生まれ持ったパンチングパワーを持っていた。
１６連続ＫＯ勝ちの後も大量のＫＯの山を築き、３８戦目にして、あの伝説の王者ジョー・ルイスとの
対戦が決まる。
ジョー・ルイスは一度引退した後、税金の未納でお金に困り引退の二年後にカンバック、エザード・チ
ャールズにダイレクト挑戦すが判定負け、しかしその後は８連勝して調子を上げていた。
その時ルイスももう３７歳だったがテクニックはさび付いてはいない、前半をジャブでコントロール
し試合を支配する。
しかしやっぱり衰えは隠せず、動きの鈍った８ラウンドにとうとうマルシアノの右フックがルイスの顎
をとらえ、ルイスはロープからたたき出されるのであった・・・
この試合で、ジョールイスは完全に引退する。（金の為にプロレスとかには出てたみたやけど）
この試合後マルシアノはルイスの控え室を訪れ敗者を称えたという。
こういう話はえぇなぁ～、マルシアノにとってジョー・ルイスはアイドルだったみたいやな。
デラとチャベスはこういう美談にならず、チャベスはデラを嫌ってバルガス戦では、バルガス側でおっ
たけど（笑）（デラがどうこうじゃなくチャベスが性格悪い？）
ウィリアム・ジョッピーはデュランを倒した時に物凄く悲しがってたらしいな。
”伝説”を倒したマルシアノは俄然調子に乗る。
その次の年はオールＫＯで、とうとう世界ヘビー級タイトルに挑戦が決まるのであった。
相手は、ジャージー・ジョーウォルコット。
この試合、マルシアノは又も大苦戦!
初回にダウンを奪われ、以降打ちつ、打たれつの大激戦。
１２回までのポイントは取られていたもよう・・・
しかし、１３回に後に”スージーＱ”と呼ばれることになる必殺ブロウの右フックを王者に放ち、ウォ
ルコットを失神させたのだ!
こうして、ジム・”シンデレラマン”ブラドック以来の白人ヘビー級王者が誕生したのだった。
この王座の初防衛戦は、ダイレクトの再戦。
しかし、前回の激闘が嘘のようなあっけない幕切れ、初回ＫＯでかたがつくのであった。
しかし、前回の激闘が嘘のようなあっけない幕切れ、初回ＫＯでかたがつくのであった。
２度目の防衛戦は、ローランド・ラスターザを相手に１１ラウンドＴＫＯで勝利。
３度目の防衛戦は、元世界王者エザート・チャールズ。
この試合も大苦戦、１５回判定までいってしまう。
プライドが許さないのか又もダイレクトの再戦をし、今回は８回で老友をしとめ４度目の防衛に成功。
５度目の防衛戦は、英国のドン・コッケル。
この相手は左右フックで採算ダウンさせ、９回にけりをつける。
６度目の防衛戦は、ライト・ヘビー級王者、アーチー・ムーア。
この試合の２ラウンドでマルシアノはまたしてもダウン！
しかし、これでマルシアノの闘魂に火をつけたのか７ラウンド以降は毎回ダウンを奪い、９ラウンドつ
いにムーアをキャンバスに沈めるのであった。
翌年、マルシアノは無敗のままの引退を発表する。
「もう戦う相手がいない」と言って引退したのだが、実際は右腕の負傷、マネージャーの拘束が逃れる
ため、歴戦のダメージ、と色々な原因が噂される。
何度もカンバックの噂が流れたがとうとうカンバックはせず、引退してから１４年後、単発セスナ機に
乗って、友人の開店祝いに駆けつけるためにアイオワ州ニュートンの上空を飛んでいる時に墜落、帰らぬ
人となった・・・
マルシアノが亡くなってからわかったことだが、１９４９年、１２月に行なわれた試合で相手のカ
ーマイン・ビンゴ選手をマルシアノがＫＯしたのだが、その時に病院に担ぎ込まれ、生死をさまよい、数
日後に一命を取り留めたのだが、半身不随になった。
この、相手をマルシアノはずっと人知れずに援助していたという。
まさに侠ですな・・・
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