ぼくが日本チャンピオンになれた理由のひとつがある。

「僕の人生で本当に大事なことをたくさん教えてもらえた杏ラウンジ」

 三年くらい前に、ボーイで働かせてもらってました。

 30歳なる前後がボクシングや生活も一番苦しくて、辞めて就職しようと本気で思った。

ボクシングから離れてしまって、練習いかず昼も夜も働いた。でも、頭からボクシングが離れることはなくて、仕事も中途半端になった。

お客様にチャンピオン目指してますって言葉も心の底から言えなくて勝つことさえ自信なくなってた。

 杏ラウンジのママや店長には、すごく良くしてもらってたし、キャスト(働く女の子)みんな仲良くしてくれたし、お客様も楽しかったからすごく悩んだけど、それでもボクシングをもう一度本気でやりたくて、杏を辞める覚悟を決めた。

そしてボクシングにもう一度本気で向き合って、簡単ではなかったけど、そこから6連続KOで勝ち進むことができて、今、日本チャンピオンになれた。

  ぼくはもともと人付き合い良くないし、しゃべり下手やし、ばか正直で杏ママやキャストに迷惑かけてばっかで怒られてた💦

 ボーイの仕事ってすごく能力が必要で、集中してても周りの状況を常に把握していないといけないし、お客様を一目見て、その人の合うキャストを瞬時に判断したり、キャストの悩みを聞いて信頼関係を気付いてモチベーションあげたり、幅広い層のお客様とのコミュニケーション力が必要だったりする。苦手なことばかりだったけど特に苦手だったのは記憶力。常連客の名前やお気に入りのキャスト、酒全部覚えないといけない。

 ボクシングでチャンピオンなれたけど、ボーイをこなせる自信はいまでもないかな💦

でも、へたなりにコミュニケーションや信頼関係を築くことや判断力は、鍛えられたと思ってる。実際いまの職場でも誰とでもしゃべれるなって褒めてもらえるけど、ほんまに杏のおかげです。

 あ、話はそれてしまったけど、杏ラウンジ辞める時に、杏ママに約束しました。

「チャンピオンになってお客さんとして必ず来ます。」

ずっと目標のひとつとして掲げてた。

そして、昨夜、ついにチャンピオンとして杏ラウンジに遊びに行きました‼


キャストとお客様


杏ラウンジ店長


ボーイ時代からいてる仲良しキャスト

右 杏ママ


ボーイ時代のぼくを覚えてくださってたお客様がシャンパンをご馳走してくれて、みんなで乾杯したり、みんなで写真とったり、めっちくちゃ笑って笑って楽しくて、最高の夜やった。

 杏ママには負けた試合しか見せれてなくて泣かせてしまって、それからは試合見てもらえてない。

でも次の試合は、来てくれるって約束した。

どんな試合でも勝つのは当たり前やけど、今まで以上に絶対にママに勝つとこ見せるって決めてる。

だから練習も集中して頑張れる。

人は、一人じゃ強くなれないと思う。

 だけど、もしかしたら僕が弱くてみんなはひとりでも頑張れるのかもしれない...

それはわからないけど、僕のモチベーションのひとつとしてママの存在、杏ラウンジのみんなの応援があるのは間違いない。


ここで、冒頭の話に戻そう。

なぜチャンピオンになれたのか。

そのひとつ、

それは、

「絶対に負けられない理由があるから。」

と、ぼくは結論付けた。

ということで、次の試合、

7/28(金曜)18時~ なんば府立体育館で、初防衛戦。

日本ランク一位の選手と試合決定です。


読んでくれてありがとうございます😄

ボクサー哲口笛

今日は、ボクシング記念日らしい。アメブロより。

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