都知事選挙を迎えるに辺り思う事 | 内山真吾のブログ

都知事選挙を迎えるに辺り思う事

参議院議員選挙も残り3日。
特に東京選挙区の最後(6番目)の議席を巡ってはデッドヒートの様相を呈してきました。

どの候補者も、どの政党も、義務教育についての政策がキレイに抜け落ちているので、3年前の「教育のスズカン」の時の様な共感は個人的には持てずにいますが、とは言え、政治は「教育」だけではないので、総合的に見て、引き続き応援したい候補の応援に奔走したいと思います。

さて、参議院議員選挙が終われば都知事選挙です。
メディアの注目はもっぱらそちらで、自民党のお家騒動に多くの時間を割いて、その動向を追っています。 

さて、これまで私もツイッターやFacebookページでも発信をさせて頂いてきましたが、この間の各党の動きやマスコミの報道に、大きく2つの問題を感じていまして、それは憤りに近いもの…というか、完全に憤りとなっています。

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1つ目の憤りは、都知事選挙にまで国政の政局を持ち込もうとする野党と、立候補を表明している方の政策の薄っぺらさについて。一見2つの様に見えますが、要は政策本位ではないという事です。
都政や都議会の事情で政局が出てくるなら、百歩…いや千歩譲って理解しないでもありませんが、国政の、しかも安全保障法制に対して野党共闘で反対をしようという枠組みをそのまま都知事選挙に持ち込もうなんて、本当に勘弁して下さい。
東京都には東京都の課題があり、その都政の課題を解決していく事と、首都として、全国の地方自治体に対して様々な政策というメッセージを発信していく事こそ、新たな都知事が担うべき役割であって、安全保障法制の議論など、ゼロで良いとは言いませんが、それはかなりプライオリティとしては低くなると言わざるを得ません。
また、議会改革や政治とカネの問題との決別などは当たり前の様にやるべきもので、重要公約に掲げられても都政の問題は何一つ解決しません。

2つ目の憤りは、以下のツイートに代表される様に、未だに有名人の人気投票だと(無意識に?)勘違いされている方々やメディアについて。
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ちなみに、私の意見は以下ツイートさせて頂いた通りです。
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優秀だけど知名度が低いとされる候補者がいるのであれば、特集を組んで、政策や人物で新たな東京都のリーダーを都民が選べる様な報道をすべきではないでしょうか?

そういう意味では、文末の「訂正とお詫び」まで含めて、秀逸に増田氏の紹介をして頂いた山本一郎氏には感謝します。

この増田氏に、このタイミングで出馬要請、支援表明をする都区長会有志や都市長会有志の方々の政治センスの無さはさすがだと思いますが、舛添 前都知事の時もこの方々が動いていたという報道を聞きましたので、妙に納得をしてしまいます。
責任を取らないのはまだしも、「反省をして自粛」とかもないんですね。

私は、少子化における子育て政策や教育政策に、近年クローズアップされてきた子どもの貧困問題、そして超高齢社会の課題が深刻化、顕在化してくるこの10年で変革していかなくてはならない医療や介護のカタチなど、様々な課題を抱える中で、首都東京がどういった街づくりを目指していくのかが極めて重要だと思っています。
そして、そのビジョンを示して、現実的な政策を訴える事が出来る候補こそ、新たな都知事にふさわしいのではないでしょうか。

政局争いや、有名人の政治ショーから、まずは我々都民が脱却しましょう!(そこにハマっている政治家やメディアはすぐには抜け出せなさそうなので)
そして、都民の血税50億を投入して選挙を行わなくてはならなくなってしまったのですから、せめてその選挙を我々が真剣に東京都の未来を考え、選択出来る様な有意義なものにしていきましょう!

私も引き続き、内外に声をあげていきたいと思います。