スマホが変える子どもの世界
日本教育新聞一面に9/16から4週連続で「スマホが変える子どもの世界」という記事が掲載をされました。
第一回ではLINEがきっかけで発生をしたいじめやトラブルについての紹介、
第三回では、IT企業による生徒たちへの出前授業や教員研修会の事例紹介、
そして、10/14発行の最終回では、中学生のスマホ依存について問題提起がされています。
我々の頃は、スーパーファミコンやプレイステーション(初代)などのテレビゲームの依存というのが言われた時期もありましたが、これは家庭のしつけ、管理である程度解決出来る問題でもありました。
しかしLINEなどのSNSでは、友達関係なども絡んでくる状況から、記事にもあるように親によるスマートフォンの利用管理というのは曖昧になってしまっているという現実があります。
これは、幾つかの家庭がこういった状況を管理出来なくなると、連鎖的にクラス中にそういった空気が広まってしまうという事から、大変難しい問題です。
そして残念ながら、地域性もあるものの、クラスの1割(4名)~2割(8名)程度の家庭の教育力が低い、もしくはネグレクトの状態であることはなんら珍しい事ではなく、その状況が放置がされていけば、クラス中がその空気感に侵食をされてしまうというのは、これまたなんら珍しい事ではないのではないかと思うのです。
行政としては、家庭(親)と子どもの両方に、広義の意味でのネットリテラシー教育をしていくべきではないでしょうか。
それは、座学で道徳教育を行う前時代的な教育よりもよっぽど今の子どもたちにはリアリティのある教育の様に思います。
おそらく、スマートフォンの使用を禁止するというのは現実的ではないでしょう。
それよりは、節度を持ってどの様にスマートフォンやインターネット環境を利用するのかといった方がよっぽど現実的だと思います。
まだまだ先の話ですが、自分の子どもが小学校、中学校に上がった時に、スマートフォンやインターネット、またゲーム関係も含めてどの様に指導をしていくべきか。
また、友だち関係が当然出てくる中でどの様な妥協点を見つけ出していくのか。
考え出すと、一家庭での教育、取り組みには限界があると感じざるを得ない様な気がします。
皆さんの家庭ではいかがですか?