「税と社会保障の一体改革」と「原発再稼働」が国民に支持されないワケ | 内山真吾のブログ

「税と社会保障の一体改革」と「原発再稼働」が国民に支持されないワケ

「税と社会保障の一体改革」と「原発再稼働」が、多くの国民に理解が得られていません。

野田総理がいくら「政治生命をかける」と意気込んでも、「国民の暮らし、生命を守る」と言っても、的外れな精神論に映ってしまうのは、別に私が多くの市民の方からお話を聴かせて頂いているからだけではないでしょう。

まず「税と社会保障の一体改革」、つまり消費税増税ですが、消費税(もしくはそれに変わる何らかの税)を上げなくては、今後社会保障や国の財政状況が立ち行かなくなってしまう事くらい、今更政治家が言わなくても多くの国民はわかっています。

それでも理解を得られないのは、「他にまだまだやる事ありますよね?」という事に尽きるのだと思います。

公務員制度改革(別に公務員の給料を下げろとかそういう事ではない)にしても、トカゲの尻尾切りの様な事は出来ても、本丸に斬り込んで行く事は出来ない。

そして原発の再稼働。

最悪の場合は再稼働をせざるを得ないのは皆(一部の過激派を除く)わかってます。

でも、出てくる電力需要のデータがウソだったり、まだまだやれる事があるのに、それをやらずに現状ベースで電力需給を決めたり、原子力村の構造を解体せずに(出来ずに)再稼働を決めるというのは、国民は納得出来ないんです。

どうせ政治生命を賭けてやるなら、消費税増税や原発再稼働ではなくって、真の公務員制度改革や電力需給構造の改革をやりましょうよ。

その上で消費税増税の議論まで政治生命を賭けてやる、と言うなら拍手喝采です。

解散総選挙まであとどれくらいあるのかわかりませんが、長くてもあと一年。

三年前には、議員でも秘書でもなく、一有権者として民主党に票を投じた一人として、またもちろん民主党の一地方議員として、今後の動向を見て行きたいと思います。