生で見るということ | 内山真吾のブログ

生で見るということ

これは草津温泉にある湯釜というところです。
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この場所は、駐車場から20分くらい歩いて登ったところにあるのですが、この湯釜が見えてきた瞬間、皆さん驚嘆の声を上げます。

「エメラルドグリーンのお鉢」とでもいうのでしょうか?
とにかく綺麗で、不思議な景色なんです。

そこで誰もが、
「これは写真に納めなきゃ!」
とカメラを向けるワケなんですが、そうすると今度はそれがため息に変わります。

なぜかと言うと、何度撮っても、目前にある、綺麗で不思議な景色を撮る事が出来ないんです。

本当はこの写真の何倍も綺麗で、見た事もない様な不思議な景色なんです。

でもその景色は、写真では再現出来ず、その場所に行った人にしかその本当の姿を見る事は出来ません。


写真を見て、本物を「見た気」になっていると、本物の綺麗さ、また不思議さを感じる事は出来ません。

これが「生で見る」事の大切さです。

行政の現場でもまさにそれは当てはまると思います。
報告はもちろん一つの目安にはなりますが、「わかったつもり」になる事も多いでしょう。

だから、私は出来るだけ現場に足を運び、自分の目で、耳で、感じてくる事が重要かと思っています。

今は昭島市の教育現場や、教員の初任者研修を中心に視察をさせてもらっています。

やはり現場は全然違う。

これからも、出来る限り、「生で見る」という事を大切にしていきたいと思っています。