内閣不信任案、今日提出へ | 内山真吾のブログ

内閣不信任案、今日提出へ

こんばんは雨

今日(6/2)、自民党、公明党、たちあがれ日本から内閣不信任案が提出されます。

小沢元代表、鳩山元総理は不信任案賛成を表明。

そして、それに対抗するかのように、菅総理は先ほど内閣不信任案可決なら解散総選挙、造反議員は民主党としては公認しない意向を表明しました。

自民党としては、あわよくば可決を狙い、もし否決されても民主党を大きく揺さぶる事が出来るため、「王手飛車取り」の様な一手なのでしょう。
政局を考えれば良い手だと思います。


しかし、今はそんな事をしている状況でしょうか?
震災以後の現政権の対応が、必ずしも良かったとは思いません。
菅総理ではダメだ、という意見も、わからなくはないです。
しかし、震災発生から3ヶ月も経たない今、内閣不信任案など出している場合ですか?
足の引っ張りあいをしている場合ですか?
可決されたらどうなります?
否決されたらどうなります?

自民党にとっては「王手飛車取り」の一手でも、日本にとっても被災地にとっても最悪の一手です。

菅総理も、そんな相手の挑発にのって、「可決されたら、解散総選挙」とか、党首討論でわざわざ小沢元代表がどうかとか、そんな事を言わずに、堂々と、日本のため、被災地のため、その言葉、その姿勢のみを国民に示すべきでした。

これで、可決されても、否決されても、与野党が、また民主党が一丸となって前に進んで行く事がますます困難になるでしょう。

党派を超えて、とことん腹を据えてこの未曾有の国難に立ち向かっていくという気概はないものでしょうか?

こうやってますます政治不信が国民に根付いていきます。

一縷の望みとしては、内閣不信任案が否決され、それをもって菅総理が自分が信任されたなどとは思わずに、謙虚に内閣不信任案が出された事実を重く受け止め、改めて与野党が一丸となって、被災地の復旧復興に全力をあげていく。
これしかないと思っています。

まずは内閣不信任案の可否、そしてその内訳に注目です。