原発について | 内山真吾のブログ

原発について

原発について私の考えをお話します。




「3.11」以降、原発についての賛否というのが、取り上げられるようになってきました。




誤解のないように先に言っておきますが、私は「脱原発派」です。




いくら地球温暖化対策でCO2削減だといっても、原発といのは到底許容できるものではないし、人間がハンドリングできるものではないと思っています。




こういう発言をすると、決まって「自称原子力の専門家」はこう言います。




「専門家から言わせると何が危険なのかわからない。知識もないクセに、感情論で、“怖いからやめましょう”では通らない」




と。




ですが、「六ケ所村の核燃料再処理工場
」にしても、一歩間違えれば日本はおろか、地球自体が「死の星」なりかねない危険をはらんでいます。




私は常々、もし人類が滅亡するなら原発だろうなぁと“感情論”で思っていました。




確かに、今すべての原発を止めて、すべての電気が供給出来るものではありません。




それを進めることは、政治家としては「無責任」であるとすら言えます。




しかし、




『“あの手この手(様々な自然エネルギーの活用)”で供給手段を増やし、“あの手この手(省エネ技術、スマートグリッド
の導入、社会のエネルギー構造の変換)”で需要を減らす』




乱暴な言い方ですが、


『この方法を模索しながら、生活水準は下げずに10年先、20年先に「脱原発」を達成する』


これは今の日本の環境技術、省エネ技術の進歩を鑑みればそんなに無茶苦茶な話ではないと思いますし、これを推し進めることは、「政治の責任」であると考えています。




原発への依存が前提の社会でしたが、ここにきて一気に転換が求められてきます。


原発推進、脱原発、各々の立場を超え、いったんリセットして、本当によりよい社会、安心安全な社会を築いていくにはどうすればいいか?


天変地異が起こっても、1000%安全な原発が本当にあるのなら、私はそれに乗ってもいいです。




もう一回考える時がきていると思います。