スポーツを通して得たもの | 内山真吾のブログ

スポーツを通して得たもの

今日は青少年スポーツ団体(野球、サッカー)のご挨拶に、グランド回り行ってきました自転車野球サッカー

自分は幼稚園時代にサッカー、小学校でソフトボール、中学~高校で野球、その後三年半はボクシング、引退後はスキーと、今思えば人生の中に常にスポーツがありました。

そして極めつけは日本体育大学w

まさか自分がプロのスポーツ選手(ボクシング)になって、かつ日体大を卒業するなんて、高校生二年生くらいまでは夢にも思っていませんでした。


自分はスポーツを通してさまざまな事を学びました。

健康な身体、健全な精神もそうですが、何より「忍耐」というものを学んだ気がします。

自分は、中学~高校では野球部で1度もレギュラーになったことはありませんでした。
それどころかベンチに入るのも危うい状態で、なぜ1年365日野球のことを考えて過ごしているのに、人一倍練習しているのに、結果が付いてこないのかと悔しい日々を送っていました。

約5年間野球に打ち込み結局結果が出ませんでしたが、高校三年生の夏にボクシングに転向してからは一気にそれまでの努力、忍耐が開花したようにトントン拍子に進んで行きました。

野球で努力、練習したことが、野球では報われなかったけど、ボクシングで返ってきた。そう思いました。

通常半年かかるスパーリングまでの練習過程を3ヶ月でクリアし、毎朝10kmのロードワーク、2日に1回の400mダッシュ×10本、2時間半のジムワークを週6で行い、19歳でプロライセンス一発合格、そして満を持して向かえたデビュー戦。

しかし、そこに落とし穴が待っていました。
サクッとKO勝ちをして翌年の新人王に向けて走り出すつもりが、まさかのKO負け・・・

これだけ練習しても、まだ自分は報われないのか・・・

ちょっと休憩をして、少し自分を見つめなおそう。

そう思って、気晴らしに行ったスキー実習で、必死に練習をした結果、今度は1級不合格・・・

そりゃもう悔しくて、悔しくて・・・


いやぁほんと挫折だらけですね(苦笑)

そして春になりボクシングに復帰しようかと、考えていたときに「野外教育」に出会ってしまったんです。

目の前で子どもたちがどんどん変わって行く様は、まさに衝撃的でした。
こんな教育手法があるのかと、ボクシングはちょっとお休みして、この分野を・・・となったのが、結果的に自分のアスリート人生の最期となりましたにひひ汗
(※ちなみに、スキーは「このままで終われるかビックリマーク」と、さらに必死に練習し、翌年1級リベンジ成功、今では準指導員、1級までジャッジできる検定員資格、そして1級より上のテクニカルプライズまで取得し、日本体育大学、早稲田大学のスキー授業の学外講師として7年間(学生スタッフからだと9年間)企画・運営・指導に携わっておりますスキー

そこからは「学校教育」の現場で大暴れをするワケですが、本当に今までの努力が報われた、開花したなぁと思った、また、結果として出た事を実感したのはここからだったと思います。

スポーツを通して学んだ数多くの事が、まさに教育現場で活躍する土台となりました。

そして、スポーツ、教育現場で必死にやってきたことが化学反応を起こし、予想だにしなかった政治の世界に自分を導いて行くことになったのです。


今更ながらに思うのは、何をやってもうまくいかなかった、中学~高校の野球部時代に、心身ともに必死に頑張った経験(挫折)が、今の自分のベースになっているんだということです。

グランド回りをしていて、そんな事を思いながら子どもたちを見ていると、ちょっと感慨深くなってしまいました。

そんな、自分を育ててくれたスポーツに、これから少しでも恩返しが出来ればと思う今日この頃です。