其処は京の都
様々な場所で宴がとり行われる中
人々の中ではある噂話があった
なんでも、風鈴をぶら下げる季節になると夜な夜な鬼が現れるというのだ
そのせいか京の都では若いおなご達がいなくなるというのだ
しかし、実際には人間嫌いな男がいて山に籠るもそれはそれはあまりに美青年なため
おなご達はおろか霊までも男を離さなかったそうな
京の都の歴史上、いや鬼史上最も有名な鬼だ
古文を現代文風に言うと
お兄さんカモ〜ン的な女子達も少なくなく自ら志願して男に逢いに行ったそうな
当然恋叶わぬ男達のやっかみを買わないよう男は
時より
おなごに扮して身を守った
当然中身は男なのだが、男が選ぶおなごは決まって
自らを好きにならない女だった
なぜなら好きという感情は必ず憎悪や怨念になりそれが男を苦しめるからだ
そんな男の誰にもわからないような感情を汲むかのように男に癒しを与えるのは動物達であった
にゃ〜
突然の鳴き声に飛び起きる私
しまった またいつもの妄想だ。
オカルト妄想日記終わり
さ!今日のエンディングはもちろんこちら
※YouTubeよりお借りしてます。