星になったチロ | BOWWOWケンネル-書籍紹介コーナー

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犬をテーマにした本、DVDなどを紹介していきていと思っています。

イメージ 1この物語は天文写真家の藤井旭さんがアイヌ犬”チロ”と一緒に生活した12年間を中心に、暖かい人たちと星と大自然が描かれています。
 
藤井さんには大勢の星仲間がいます。その仲間の中には”モク”と”チャコ”という犬たちもいました。
 
ところが出あって年ほど経ったとき、この2頭の犬たちな相次いで亡くなってしまいます。
 
ある日デパートで犬の展覧会をやっていたので犬たち眺めていると、畜産会社の人が藤井さんに子犬を押し付けるように抱かせました。
 
これがこの物語の主人公”チロ”です。
それから”チロ”が藤井さんと二人三脚で星の世界な関わっていきます。
 
そして藤井さんや星仲間の人たちが作った白河天文台の台長に任命されるのです。
 
 
「チロの天文台長」
近くの大きな工場ができて強い照明のため天文台の星の観測が難しくなります。
台員たちはこうじょうに照明を減らしてもらうように交渉に出かけます。
工場側は「台長をだせ!」という。
そこに登場した”チロ台長”と工場長の目と目が合った時・・・。
 

「チロのいん石捜索団長」
山にいん石が落ちたらしい!
さっそく、いん石の臭いを嗅いだ”チロ”を先頭に捜索団が出動を。
そこで捜索中の彼らに驚きの発見が・・・。
 

「チロのひらいた星まつり」
全国的に有名になった”チロ”が中心になって星まつりを開きます。
大勢の星仲間たちがやって来ました。
まつりの途中、”チロ”がコロンとあおむきに寝転びました。
”チロ”の眼の先には大きな感動がありました。
 
 
1981年9月14日に”チロ”は亡くなりました
 
この物語はノンフィクションです。
 
他にも興味深い大自然の出来事も描かれていて、明るい文体の楽しんで読める一冊です。
 
 

藤井 旭(ふじい・あきら) 著  ポプラ社
1984年4月(初版)  定価(本体880円+税)
四六版 127mmX188mm   206ページ