この本は、著者と犬たちと猫たちを描いた三つの章と、動物救済の「パネル展」に参加したボランティアの人たちの感想、アンケートの結果が紹介されています。
第一章 捨て子達
第二章 動物達への思い
第三章 動物救済活動
ボランティア参加塾生達の声
ボランティアメンバー達の声
アンケートの声
動物実験に対する資料とAVA-net及びALIVEの紹介
この本の表紙の写真は濱井千恵さんの愛犬”ピーコ”です。
第一章では、濱井さんの犬や猫たちとの出会いと別れが描かれています。
”ピーコ”はゴミ収集場にゴミとして捨てられていた犬でした。濱井さんは家に連れて帰り一緒に暮らし始めます。
16年後、幸せに暮らしてきた”ピーコ”に癌が発見されます。表紙の写真は亡くなるひと月前に”ピーコ”の大好きな海で撮られた写真です。
他にもたくさんの犬や猫たちが拾われて、新しい家族のもとに引き取られたり、濱井さんの家で暮らす様子がかかれています。
第二章では、濱井さんの子供時代から現在までの生活を通して、動物の命に対する考えがかれています。
第三章で、三重県で「パネル展」開く活動のことが描かれます。
動物実験の廃止を訴える「パネル展」です。
ここで、ボランティアのひとりが展示するためにダンボールからパネルを取り出している途中で動けなくなりました。
彼女はパネルの写真の内容にショックを受けて動けなくなったのです。
ボランティアの人たちやアンケートの答えた人達の声も読み応えがありました。
「この子達を救いたい」にはどのページにも引き込まれる内容がたくさん載っています。
著者の濱井千恵さんは、現在もヨーガ教室、鍼灸治療院を経営しながら動物保護活動を精力的に行っています。
濱井千恵(はまい・ちえ) 著 エフエー出版
1999年10月23日(初版) 定価(本体1600円+税)
四六版 127mmX188mm 262ページ
1999年10月23日(初版) 定価(本体1600円+税)
四六版 127mmX188mm 262ページ