今朝も好天のバリ島・チャングーです。
昨日くらいから波のサイズが上がってきました。
波予想では来週くらいまでこの大きな波は続くようです。
エコビーチ沖のボミーズがブレイクしてサーファーが数名、エントリーしていました。
エコビーチはクローズアウトしていましたがオールドマンズはサーフィン可能でした。
今日から20回に分けて中級車のレベルアップについて深堀していきます。
テーマは
「毎週サーフィンに行っているのに、何年もレベルが変わらない人」
を卒業させること。
そこで今日から20回に分けてその打開策を書きます。
先ずは
第1回目 なぜ中級者は何年も伸び悩むのか?
「サーフィン歴はもう5年、10年あります」
「毎年何回も海に行っています」
「昔よりは確実に上手くなった。でも、ここ数年はあまり変わっていない……」
もしあなたがそう感じているなら、決して珍しいことではありません。
サーフィンには、ある程度できるようになったところで、突然「上達しにくくなる時期」があります。
テイクオフはできる。
横にも走れる。
ある程度のサイズの波にも乗れる。
でも、
「もっと速く走りたい」
「もっときれいにターンしたい」
「ボトムターンからトップへ上がりたい」
「サイズのある波でも余裕を持って乗りたい」
そう思っているのに、なかなかそこから先へ進めない。
これが、いわゆる中級者の壁です。
■ 実は「練習量」だけでは上手くならない
サーフィンは、海に入った時間がそのまま上達につながるスポーツではありません。
もちろん、海に入ることは大切です。
しかし、「とにかくたくさん乗る」だけでは、あるところから上達が止まってしまいます。
なぜでしょうか?
それは、自分が何を失敗しているのか分からない、またなぜ時々成功したりすることがあるのに安定してできないと思いながら同じことを繰り返してしまうからです。
例えば、「テイクオフが遅い」という悩み。
多くの人は、「もっと早くパドルしなきゃ」と考えます。
でも、本当に原因はパドルだけでしょうか?
実際には、
- パドルを始めるタイミングが遅い
- 波に対する判断が遅い
- ピークから離れた場所にいる
- 波に対して板の向きが合っていない
- そもそも、その波を選んでいること自体が間違っている
など、いくつもの原因が考えられます。
つまり、「できない」という結果だけを見ても、原因は分かりません。
ここが中級者から先へ進むための重要なポイントです。
■ 「もっと頑張る」から「原因を探す」へ
初心者の頃は、「立てた!」だけで大きな進歩です。
次は、「横に走れた!」
そして、「ロングライドできた!」というように、できることが増えていきます。
ところが中級者になると、単純に「できる・できない」ではなくなります。
例えば、同じようにテイクオフしているのに、ある波ではスピードが出る、ターンが決まる。
別の波では全然走らない、ターンができなかったりワイプアウトする。
ある日はボトムターンができるけど、別の日にはできない。
こうなると、「自分には才能がないのかな?」と思ってしまう人もいます。
でも、実際にはそうとは限りません。
むしろ、何が違ったのかを理解できていないだけというケースが非常に多いのです。
■ サーフィンが上手い人は「失敗の原因」を見ている
上手いサーファーを見ていると、何でも簡単にできているように見えます。
でも、上級者ほど海の中でいろいろなことを見ています。
「この波はここから崩れる」
「この位置ならテイクオフできる」
「この波は速くなる」
「ここにいるとショルダーになってしまう」
「今のターンは、入る位置が少し深かった」
など。
つまり、単純に「波に乗っている」のではなく波・自分・ボードの状態を見ながら、毎回微調整しているのです。
だから失敗したときも、「今日はダメだった」で終わりません。
「なぜダメだったのか?そしてここからがとても大事な思考でどうすれば良いか」を考えています。
この違いが、長い目で見ると大きな差になります。
■ 中級者が最初に見直すべき3つ
では、伸び悩んでいる人は何から始めればいいのでしょうか?
ボクはまず、次の3つを見直すことをおすすめします。
① 波を見る力
自分が乗りたい波ではなく、「実際に乗れる波はどれなのか」を見る。
波にはそれぞれ、速い波、厚い波、掘れる波、肩が張る波、崩れやすい波……、いろいろな特徴があります。
ボードの種類(パフォーマンスシュートボード、オルタナ系ミッドレングス、ロングボード等々)や長さによっても乗れる波が違います。
その特徴を理解しないまま、すべての波に同じように乗ろうとしても上手くいきません。
② ポジショニング
「良い波が来ない」と思っている人の中には、実は良い波が来ていないのではなく、良い波が来る場所にいない、見つけられないというケースがあります。
ピークの位置。
他のサーファーとの位置関係。
カレント。
波が崩れる場所。
これらを理解するだけでも、乗れる波の本数は変わります。
③ 自分の技術を分解する
「テイクオフが苦手」
「ターンが苦手」
「スピードが出ない」
これだけでは、まだ問題が大きすぎます。
例えば「スピードが出ない」なら、
- テイクオフ直後の姿勢はどうか?
- 波のどこを走っているか?
- 前足を使えているか?
- 上下動が大きすぎないか?
- パワーゾーンから離れていないか?
というように、細かく分解していきます。
問題を細かくすると、初めて「何を練習すればいいのか」が見えてきます。
■ サーフィンは「知識→実践→修正」の繰り返し
僕がサーフィンを上達させるうえで大切だと思っているのが、知識 → 実践 → 修正この繰り返しです。
知識だけでは上手くなりません。
もちろん、海に入らなければ技術は身につきません。
でも、何も考えずに100本乗るより、「今日はテイクオフの位置だけを見る」と決めて10本乗ったほうが、自分の変化に気づきやすいことがあります。
そして、「今日はここができなかった」と分かったら、次のサーフィンで修正する。
これを繰り返していく。
これが中級者から上へ進むための練習への取り組み方だとボクは考えています。
■ だから、この20回を始めます
今回から、「中級者脱出ロードマップ」として、サーフィンが伸び悩んでいる人に向けて、20回にわたってサーフィン上達のポイントを解説していきます。
テーマは、
「どうすれば上手くなるか?」だけではありません。
それよりも、「なぜ、今のあなたは上手くいっていないのか?」
ここを一つずつ掘り下げていきます。
次回は、
「波を見る力がすべての始まり」
です。
テイクオフが上手くなりたい。
もっと波に乗りたい。
もっとスピードを出したい。
もっとターンを上手くしたい。
そう思っている人ほど、実は「自分の技術」より先に見直したほうがいいものがあります。
それが、波を見る力です。
次回は、同じ海に入っているのに「乗れる人」と「乗れない人」で、なぜこれほど差がつくのかを解説します。
Bow's Surfでは、こんな方のためにサーフィンスキルアップコースを行っています
「サーフィン歴は長いけど、最近伸びていない」
「自分の何が悪いのか分からない」
「動画を見ても、結局自分に何が足りないのか分からない」
「もっと効率よく上達したい」
そんな方に必要なのは、ただサーフィンの回数を増やすことではありません。
自分のサーフィンを客観的に見て、問題点を見つけ、修正すること。
Bow's Surfのスキルアップコースでは、バリの波という実践的な環境の中で、一人ひとりのサーフィンを見ながら、その人に必要な課題を明確にしていきます。
「何となく上手くなりたい」ではなく、「自分のサーフィンを変えたい」という方に、ぜひ一度バリでサーフィンをしてほしいと思っています。
それでは、次回へ。

































