Standing in the Shadows of MOTOWN /
(邦題)永遠のモータウン

東北新社
永遠のモータウン
60年代の音楽を語るうえで外すことのできない
「モータウン」
誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、そのキャッチーな曲達を
数え切れないほど産み出し、以降のポップミュージック・シーンに
多大な影響を与えたデトロイトのサウンド・ファクトリーです
スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ
ダイアナ・ロス&ザ・スープリームス
マーサ&ザ・バンデラス
テンプテーションズ…
モータウン・サウンドが好きでも
じゃ、一体誰が演奏してた?って訊かれて
答えられる人は少ないです(ボクもそのひとり)
その答えは
「ファンク・ブラザーズ」と呼ばれる、
モータウンのスタジオ・ミュージシャンでした
ジャズ・ミュージシャンになりたくて、南部など各地から
集まった精鋭たちが、あの音楽を創りだしていたのだそう
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前置きが長くなりましたが、この作品は
そんな彼らの足跡を辿るドキュメンタリー
途中、ファンクブラザーズと現役シンガーとのライヴを
交えながら語られるエピソードの数々は興味深い
当時の世相(人権運動やヴェトナム戦争)、
安かったギャラのこと、そしてメンバーの武勇伝
などなど
例えば、マーヴィン・ゲイの"What's Going On"のベースは
スツールに腰掛けられない程に泥酔したジェームス・ジェマーソンが
仰向けに寝そべって演奏したのだ、とかね
上司の武勇伝だと眠くなるだけなんですど…(笑)
彼らのだったら、ずーっと聞いてたい!
あ、それから途中に挿入されるライブもいいです
最後のエピソード、ジェームス・ジェマーソンの死から
ライヴ"Ain't Nobody High Enough"へのクダリ
MCがファンク・ブラザーズをこう紹介します
「皆さん、温かい拍手をどうぞ、
デトロイトの音楽の不遇なる英雄たちです
(中略 メンバー紹介)
音楽史上、最も偉大なヒット・マシーン
・
ジィーーー、ファンク・ブラザーズ!!!」
もう、ボクもいいおっさんですが
目がウルんでしまいました(笑)
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最近公開された「ドリームガールズ」もそうでしたが
「モータウンの光と陰」の"陰"の部分を
クローズアップした作品です
ファンク・ブラザーズ再結成…、というよりも
なんだか「同窓会」みたいな和やかな雰囲気
きっと彼らがホントにやりたい音楽ではなかったかもしれないし、
スタジオに缶詰で過酷だっただろうし、その割に少ない収入のこと
なにより、70年代に入るまで自分たちの名前がクレジットに
載らなかったこと、そしてメンバーの死…など
楽しいことばかりでなく、苦悩に満ちていたのだろうけど
でも、みんな笑顔で当時を振り返る姿が印象的でした