ウィリアムズNYK連銀総裁が年内金利引き下げに言及する一方で、UBSは6.5%までに金利引き上げの可能性を指摘。昨日の小売りの数字で市場の見方は、さらに金融緩和転換を後ズレさせています。

 今回の152円抜けは米金利上昇に伴うドル高という側面が強いことから、日本当局の牽制発言もトーンダウンしているようです。ただ、ここで介入を見送るということは150円というレベルが本当に帰らざる河となってしまう恐れもあり、G20(18日)のイベントに合わせて介入してくる可能性が高いのではないかと予測しています。

 本日は逆張り、153円への急落場面では買いから、155円接近場面では売りも検討という立場で望みたいと思っています。今日の介入レベルは155.90です。このレベルでの介入確率は本日については相当高いと思います。