ハンカチ王子 引退 | ☆るに公園☆

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その時思った事や感じた事などを気ままに記してます(^^)/


ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手が引退へ。
まずは「お疲れさま」ですね。
彼の野球界への貢献度は成績だけでは語れないでしょう。








マウンドへ行った清宮選手が一言「今日くらいは楽しんで投げてください」と。
その言葉で泣いたと後にコメントしていた。
苦しいマウンドが続いていたのを早実の後輩でもある清宮も見てきたんだろうな。
ちなみに清宮は今シーズン、イースタンリーグ(2軍)でホームラン王(19本)に輝いた。
来年こそ1軍で活躍して欲しいね。






彼のキャラクターを度外視で言わせてもらえれば、ここまで現役を続けられた事自体が奇跡に近い事ではあると思う。
11年間で15勝。
しかもその内の11勝は最初の2年間でのもの。
通常であれば5年目くらいでクビでしょう。

3年目以降は身体の状態が万全な年が無かったのだろう。
もとより、田中将大投手(楽天)のような頑健な肉体の持ち主では無かったのかなと。
コンパクトな身体で線が細いかな?とさえ感じる時もあった。




あの伝説の甲子園の決勝。
延長引き分け再試合の駒大苫小牧との決勝はシビれたよ。
あの甲子園で端正な顔とハンカチで汗を拭く姿が大ブームになったもんな。

彼の分岐点はこの時だったと思うんだよな。
プロへ行かず早稲田大学への進学を選んでしまった事。
確かに4年間での成績は素晴らしかったし充実はしてたと思う。
でもここでさらに4年間を大学野球に費やし、肉体と精神を強化する事に成功しなかったんじゃないかと思う。

これはワシの説だけど、高校生時にある程度完成されていた選手でその延長戦で大学でも通用していたのではないかと。
言い方は良く無いけど早熟で高校・大学では通用したけど、プロでは…的なね。
じゃあ高卒でプロ行ってたら?
それはやってみないと分からないけど、通用したのは最初の1~2年くらいだったんじゃないかなと想像する。
プロは甘くないのでね。

実は彼が大学時代に不調だった時、TV朝日の「Get Sports」というかつて深夜にやっていた番組で抱えてる問題や悩み(フォームの改造とかだった)について吐露していた時があって。
たまたまそれを見ていて「精神的に追い詰められてるな」と感じた記憶がある。




日ハムでの最初のデビュー年はまずまずだったけど。
以降はケガにも泣かされてたけど…。
でも申し訳ないけど体調万全でも超一流の成績を残せたか?と問われれば「否」だと思う。
栗山監督が大切にし過ぎたのかも知れない(気持ちは分かるけど)のもあるかなぁ。
なんせプロ野球選手としてはひ弱だった印象だよ。




なんか文句を書いているように思われるかもだけど違いますから。
プロ向きじゃない肉体でよく頑張ったと思うよ。
彼はやっぱり野球界のインフルエンサーみたいな役割りもあったと思うし。
人に見られている中で立ち振る舞いや言動に注意してマジメにやっていたと思うし。
冒頭の「成績だけじゃ語れない」の意味はそういう部分も含めてです。

そういうところがあるからこうして「引退試合」をしてもらえる。
普通の選手ならそのまま引退ですよ。
ここまでマスコミに取り上げられる事なんかないし。
これは恵まれてるとか幸せ者だとかもあるけど、それだけ彼が野球界に対して広い意味で貢献してくれたからだと思うよ。
まーなんせ、ホントにハンサムだしな!!!




最後に一言。
引退試合の打席に入った横浜DeNAの乙坂選手に拍手を贈りたい。
めっちゃ忖度スイングでしたw
でもこの日は斎藤佑樹の最後の花道なので。
有終の美を演出してくれた陰のMVPですよ。