痔瘻の外科的治療のお話。

両方の治療を受けましたので、それぞれの利点欠点を書いてみます。

 

開放術

全麻で治療し、日帰りでした。

全麻といっても挿管や呼吸器装着はせず、寝ている間に終わるといったものです。

手術時間は気を失っていたのでわかりません。

術後の頻回な通院が必要で、傷が治るまでに2-3週間はかかったように思います。

術後の傷の痛みは当日は比較的楽でしたが、翌日の排便後から痛くて、ピークは7-10日くらい、痛み止めはもちろんのこと、排便後に座浴が必要な状態でした。

再発率はHPをみても、開放術でも括約筋温存などの方法で違うようです。

 

シートン法

局所麻酔で治療しましたが、これは病院によるのかも。

だいたい15-20分くらいでしょうか。

これも日帰りです。

ゴムを通したその日はかなり痛みがありましたが、翌日からましになりました。

ゴムの違和感が絶えずありますし、私の場合は3ヶ月間入っていました。

ゴムがだんだん臭くなってきます。

また、絶えず膿のようなものがつくので、ガーゼをあてたり、リバノールタンポンを2次孔にいれていました。

先生曰く、「ゴムが入っている間は状態が落ち着く」との通り、その間は再発なく、1-2週間もするとゴムが入っていることはあまり気にならなくなりました。

ただし、ゴムが取れる数日前から痛みが強くなります。

再発は1-2%程度と書かれているものが多いです。

 

開放術にシートン法を組み合わせたものもあるようですが、私の場合は純粋なシートン法で、全く皮膚切開を行っていません。

東京の診療所ではシートン法の提示はなかったので、それぞれ得意な方法が先生によってあるのかも。

くりぬき法といったやや再発率が高い方法もあるようです。

 

結局、どちらがよかったのか?ですが・・・・・。

開放術で治っていれば開放術ということになるし。

でもシートン法の方がなんとなく確実性があり、術後管理が楽でした。