意味ありげな題をつけましたが。

いままでのことを少し振り返りたいと思います。

 

今から約3年前、ネットでいろいろと調べた結果、東京の名医のところで手術を受けました。

私はこの時は名古屋に住んでおりましたので、東京まで1時間半あれば行けるというもの理由でしたが。

 

HPをみると、手術は全麻で日帰り、学会でも非常にご高名な先生ということでした。

一方で、不利な点として、自費診療で手術をすると30-50万円ほどかかるとのことで、東京での宿泊が必要でしたが、このときは一回の手術で治ると思っていたのでそれほど考えずに決めてしまいました。

他の方のブログをみても、2-3ヶ月の通院のみで終了している方が多く、術後も痛みがあまりない、というのも魅力的でした。

 

結局、そこで合計4回の手術を受けることになりました。

それだけ多回数の手術を受けることになったのは、それは今考えると「遠方だったから」ということになるのかもしれません。

明らかに肛門周囲膿瘍があり、痔瘻の穴がはっきりわかるならよかったのですが、私の場合は東京に行き、先生にかかるまでの数日でその穴が小さすぎてわからなくなっていたのです。

しかも、遠方から何万円もかけて通って、異常があるときにすぐに通えるわけではなく、そういったことが先生の思いを惑わせてしまったのかもしれないと今は思っています。

 

でも、東京の先生とは非常に良い関係でしたので、先生から「地元でかかりなさい」と言ってもらわなければ、まだ頑張っって一回3−4万円かけて東京に通っていたかもしれません。

言われたときには、「ああ、結局は見放された」と思っていたのも事実ですが。

 

現在は大阪ですが、今の勤務状況とその先生がいろいろと融通をきかせてくれる先生であった結果、異常な時にすぐに診てもらえたというのは大変大きなことで、今回の痔瘻発見からシートン法も近くの先生だから発見してもらえたのだと思っています。

 

肛門科に限らず、診療所にも予約制のところがあって、1−2週間予約ができないということがあります。

そういうところは「ちょっとなあ」と私は思ってしまいます。

 

皆さんも、異常を感じたときには、めんどくさがらず、恥ずかしがらずに、とにかく『すぐ』に受診することをお勧めいたします。