愛猫が寝たきりになったのでベランダの窓を大きく開けた。
今までは脱走するわ、網戸を破壊するわで5センチくらいしか開けられなかった。
いつもより風が入り、外の音が聞こえていつもより開放感が。
同時に、あらためて愛猫はこの限られた空間で19年過ごしたんだと思った。
後悔とかではなくて、この部屋には愛猫とのたくさんの思い出が詰まっているのだと。
この光をケータイで拾って走らせると喜んで追いかけて遊んだ。
部屋に光が入って来る時間になるとケータイに頭突きして遊びをねだる、賢い猫だった。
今、こうやってスマホをいじると「僕をなでるだけにして!」と手脚を動かす。
この信じられないくらい穏やかで優しい中にも
緊張感があり悲しみにつぶされそうな時間は
あとどれくらい残っているのだろう・・
生命は想像がつかない。

