房仙会書展も今年22回目となりました
22回重ねてこその書展になってきました
過去、房仙会の展覧会主義で教えていた頃の書展とは、現在は全く違います
多くの方に実際を確かめて欲しいです
何故展覧会を主体にカリキュラムを組んでの指導を長く続けてきたかというと勿論良いと思ってのことでしたが
その時はみんな付いてこれずに辞めていった多くの原因はお金だと思っていました
趣味にはお金はつきものですが
芸術性を求めるのに心のゆとりも大事なのです
ぼろは着てても、心は錦
この考えは習い事には特に大事です
真の基礎基本を学ぶと言うことがどんなに苦しく修行のような道だと
気づきを与える事が出来なかったからに他ならないということに
私がきがつくことができました
お金の問題ではない
私の力不足だと気がついたのです
ですからやり続けましたよ
房仙会からドンドン中央展に入選、入賞していきました
里美・大輔・香奈子・益見・真里・宏美・美保と今も残っている古い生徒は入選、入賞し続けましたし、全員が師範となっています
入選、入賞を目指すとなると、
漢字作家は宋・明・清時代の行書、草書を追い求め
仮名作家は平安かなを追い続け、
それが基本として学べると信じてきたのですが
そうばかりではない事も知ってしまいまして・・・・
師範になってからが大事だと痛感している現在です
私達夫婦といえば
50年の指導期間、半分はその展覧会に費やし続けました
いまでも夫の自信は
私の方が年季も実力も上だと認識していましたが
審査委員にミコ(静岡の方言で受けがいいことをミコといいます)が良いのは夫でしたから
芸術性のことには私も何も言えません(笑)
経費も年間200万以上はかかっていましたから
よく続けてこれたと今でも夫に感謝です
脱線しますが・・・・
子ども達が大学時代が苦しいピークでした
でも、そんな時も私のお気楽な性格で何も悲観しないで過ごしました
実家の仕事も手伝っていましたので
夫はいつも「働き過ぎだ」と心配していましたが
その無理のお陰で今の健康があるのです
何回かの展覧会に絞り、社中展等をこなし、あっという間に時間が経ち、師範になるまでにおよそ10年かかる所を仏智切って数年で突破もしてきましたが
その師範達が書けるか?
指導力があるか?
を問うた時、全ての生徒ではないことを知り
より一層今の教え方になっています
50年教え続けてきた実績はありがたいです
人間力が好転している人達をみてください
多くの方が好転しているのは事実です
その良い例が今日紹介する厚さんこと七田厚さんです
彼はオンラインレッスンになったので、参加しやすくなり、メキメキ上達しています
創造性を養い、それを自己表現できた作品が出来上がりました
彼は努力しています
自己研鑽をしています
昨日投稿も嬉しかったです
読んでくれた方
実際会場で彼の作品を観てください
長くなるので、きょうはここまでですが
読んで下さい
https://www.facebook.com/ko.shichida/posts/4753668001398576
【まだお見せできませんが、来月公開します♪】
https://ameblo.jp/ko-shichida/entry-12733872501.html
厚さんのもっている
創造性を活かし、心技体が整った自己表現ができている作品となりました
古典を学び、形を真似するだけでは、個性豊かな芸術性を産むことはできません
精神性をオンラインレッスンで培ってこれたからこそ、今年の厚さんの作品ができたのです
今年の発表もまだまだ助走です
来年はもっとすごいことになっているはずです
少しだけですが
彼の作品は木簡調です
実はあとお一人木簡調を書いた方がいますが、誰なのか観て楽しんでください
会場で探してくださいね
知っている人も言わないでくださいね
みんな素直なので、しっかり読まないタイプの人は悪気なく伝えちゃったりするので
楽しみにしていてください
臨書を芸術性の色を濃く出すのは容易なことではありません
自分で自分の殻を壊し、新しいものを創り上げることが漸くできてきた房仙会です
今年はいままでとは、ちと傾向は違っています
それぞれのより個性が炸裂しています
楽しみにしていてください
福田 房仙
◆書道教室「房仙会」主宰
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