2003年・牝・5歳の牝馬に成長した、ビリーヴ=BELIEVE。
初戦の阪急杯では、ショウナンカンプの9着と、黒星スタートとなったのです。
3月30日に、中京競馬場で行われた、第33回・高松宮記念に出走したビリーヴ=BELIEVEも、今度こそはと、勝利を果たそうと、出走させました。
香港からは、ディスタービングザピース・エコーエディの2頭が参戦して出走した高松宮記念でしたが、ビリーヴ=BELIEVEも、1200mの芝コースを有する、中京競馬場で勝利を果たせるのか、ゲートインを迎え、収まります。
BELIEVE「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
直線コースを走り出していった、ビリーヴ=BELIEVE。
ゴール板に飛びついて、優勝。
ビリーヴ=BELIEVEは、9勝目を挙げました。
BELIEVE「ヒュヒュヒュヒュ~ン、ブルルルルルルル。」
7月6日・函館競馬場で行われた、第10回・函館スプリントステークスに、ビリーヴ=BELIEVEは、出走しました。
ビリーヴ=BELIEVEにとって、生まれ故郷の北海道でのレースは、初めての経験で、しかも芝1200mの函館競馬場でのレースということもあり、ゼッケン番号7番をつけて、出走させました。
BELIEVE「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ビリーヴ=BELIEVEは、鋭い脚で、函館競馬場の芝1200mの競走を1着で制覇、10勝を挙げ、たくましいスプリントホースに成長しました。
それがビリーヴ=BELIEVEの、最後の勝利レースとなりました。
BELIEVE「ヒュヒュヒュヒュ~ン、ブルルルルルルル。」
ビリーヴ=BELIEVEは、大きいいななきで、勝利を喜びました。
出張厩舎で、ビリーヴ=BELIEVEは、疲れを癒しては、過ごしておりました。
BELIEVE「ヒュヒュヒュヒュ~ン。」
ビリーヴ=BELIEVEは、大きい声でいななきました。
サンデーサイレンスを父に、グレートクリスティーヌを母に持つ、可愛い鹿毛の女の子の馬、それがビリーヴ=BELIEVEです。
BELIEVE「ヒュヒュヒュヒュ~ン、ブルルルルルルル。」
通算成績も、27戦10勝(内1戦0勝が、海外での成績。)の、計・28戦10勝の成績を残した、ビリーヴ=BELIEVE。
ビリーヴ=BELIEVEは、サンデーサイレンスを父に、グレートクリスティーヌを母に持つ、可愛くて、きれいな女の子の馬です。
2003年9月14日・阪神競馬場で行われた、セントウルステークスに連覇をかけて、出走させて見せるも、テンシノキセキの2着に敗れた、ビリーヴ=BELIEVE。
10月5日・中山競馬場で行われた、スプリンターズステークスに、同じ前田幸治氏の所有馬・サーガノヴェルと一緒に出走させました。
それが、サンデーサイレンスとグレートクリスティーヌの仔・ビリーヴ=BELIEVEにとって、最後の戦いでした。
BELIEVE「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ビリーヴ=BELIEVEは、ゴール板を通過したのですが、写真判定にもつれたすえ、同じサンデーサイレンスの仔の1頭で、サワヤカプリンセスを母に持つ、デュランダルに敗れ、2着でレースを終えました。
ビリーヴ=BELIEVEは、2着でレースを終えました。
BELIEVE「ヒュヒュヒュヒュ~ン、ヒュヒュヒュヒュ~ン、ヒュヒュヒュヒュ~ン.。」
ビリーヴ=BELIEVEは、大きいいななきを鳴らしました。
2000年のデビュー以来、10勝の成績を残していて、1200mの競走を制覇させる、生粋のスプリントホースに成長した、サンデーサイレンスとグレートクリスティーヌの仔・ビリーヴ=BELIEVEは、このレースで、現役を引退されることが、馬主の前田幸治氏から、発表されました。
サンデーサイレンスとグレートクリスティーヌの仔・ビリーヴ=BELIEVEは、長い競走生活に終止符を打ち、引退させるに至りました。
(その6へ。)