マイルチャンピオンシップ・ハットトリックVから、9年、来年10周年へ。 | Rosen Konig ローゼンケーニッヒ

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ブログタイトルは、シンボリクリスエスと、ローズバドの仔である、サラブレッドのローゼンケーニッヒ(ドイツ語で、薔薇(バラ)の王という意味・牡・毛色・黒鹿毛)に由来しています。

 

 

 

今から、9年前の、2005年11月20日・京都競馬場にて、第22回・マイルチャンピオンシップが行われました。

当時・マイルチャンピオンシップに出走した馬のうち、半数近くがサンデーサイレンスの産駒で占められていました。

1番人気が、2006年から種牡馬として繫養生活を送っていながら、昨年・ブリーダーズ・スタリオン・ステーション(日高町・門別)で、心臓麻痺の為亡くなった、サワヤカプリンセスの仔・デュランダルで、トリッキーコードの仔・ハットトリックは、3番人気に支持されていました。

レースは、ラインクラフトなどの牡馬・牝馬たちが、ペースを上げたり下げたりと、すごい展開を見せたましたが、ハットトリックがダイワメジャー・ラインクラフトなどをかわし、写真判定の末、1着となり、初めての制覇を果たしました。

マイルチャンピオンシップを制覇した、ハットトリックは、2001年4月26日生まれ・北海道・勇払郡・追分町(現・安平町)・追分向陽1233-1の、追分ファームの生産の牡馬で、毛色は青鹿毛で、血統名はトリッキーコードの2001で、馬名の由来は、イギリス語のサッカー用語で、1選手が1試合で3得点以上を挙げることの意味です。

ハットトリックは、美浦・清水美波厩舎所属の関東馬としてデビューした、青鹿毛の男馬でしたが、放牧休養の間に、新規開業した、栗東・角居勝彦厩舎に転厩、関西馬になりました。

その後・12月11日 香港・シャーティン競馬場で行われた、香港マイル(香港瓶)に、アサクサデンエンと一緒に、日本代表馬として出走し、2着の、ザデュークを抑えて、優勝し、日本と香港のマイルレースを制覇しました。


あれから、9年が過ぎました、来年は10周年という、記念すべき年を迎えようとしております。

通算成績で、21戦8勝を挙げ、2005年の最優秀短距離馬にも選出するなど、チャンピオンマイラーホースとなった、ハットトリックは、2007年5月8日に、現役引退を発表し、同年の5月10日付で競走馬登録を抹消、すでに閉鎖された、山元トレーニングセンターでの検疫検査をへて、5月27日・飛行機で名残惜しい、日本を後に、渡航しました。

チャンピオンマイラーホース・ハットトリックは、2007年6月・種牡馬としてアメリカに輸入され、2008年から、ケンタッキー州・レキシントン近郊・パリスパイクにある、WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)を拠点に、シャトル種牡馬としてスタッドイン、オーストラリア・インディペンデントスタリオンズ・アルゼンチン・エルマリン牧場などで繫養生活を送り、ダビルシム・ハウグレート・キングデービッドなどの代表産駒を輩出、2011年11月18日(日本時間・11月19日)には、現在の繋養先・GAINESWAY FARM(ゲインズウェイファーム)へ移動され、2012年~2013年の種牡馬シーズンから、同ファームで、新繋養生活を送っているとの事で、2015年~2016年の種牡馬シーズンも、更なる産駒の輩出を果たせるのか、期待したいと想い、願っています。