女傑・ウオッカ 繁殖牝馬として放牧を開始して、4年。 | Rosen Konig ローゼンケーニッヒ

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ブログタイトルは、シンボリクリスエスと、ローズバドの仔である、サラブレッドのローゼンケーニッヒ(ドイツ語で、薔薇(バラ)の王という意味・牡・毛色・黒鹿毛)に由来しています。

すっぴんでかわいい鹿毛の馬で、2010年から、アイルランド・キルディア州・キルディア近郊・ギルタウンにある、アガ・カーンスタッド・ギルタウンで繋養生活中で、昨年から、隣国・イギリス・サフォーク州・ニューマーケット郊外のジュモントファーム・バンスデットマナースタッドに出張生活中の、女傑・ウオッカ(VODKA)が、今日(日本時間・明日)で、放牧生活を開始してから、4年を迎えました。


4年前の。今日(日本時間・明日)、昨日(同・今日)まで、着地検査を終えた女傑・ウオッカは、この日から、アガ・カーンスタッド・ギルタウンの放牧場で放牧を開始しました。


VODKA「ヒュヒュヒュ~ン!」


VODKA「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」


VODKA「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」


ウオッカは、タニノギムレットとタニノシスターの仔、すっぴんでかわいい鹿毛の馬、北海道・日高の大地が、育んだ、牧草育ちのサラブレッド、これが、女傑・ウオッカです。


女傑・ウオッカは、現役時代、栗東・角居勝彦厩舎に、谷水雄三氏(谷水利行氏・株式会社 タニミズ企画 代表取締役社長の父)の所有馬として預けられ、26戦10勝の成績を残しましたが、ドバイ・メイダン競馬場で行われた、ドバイ・ワールドカップ・マクトゥームチャレンジ・ラウンド3(8着)を最後に、鼻出血症がもとで惜しくも引退、3月18日(日本時間・3月19日)付で競走馬登録を抹消されました。


2010年3月13日(日本時間・3月14日)に、女傑・ウオッカは名残惜しいドバイを後に、繁殖牝馬として帰らぬ旅に出発、途中・イギリス・サフォーク州・ニューマーケットのサウスフィールズ・ステーブルで一泊し、翌・3月15日(日本時間・3月16日)日に、イギリス・サフォーク州・ニューマーケットのサウスフィールズ・ステーブルを後に、ホーリーヘッド港にむかい、ここでフェリーに乗船、アイルランドの首都・ダブリンにある、ダブリン港でフェリーを馬運車ごと降りて、長い道を走り、午前8時30分(日本時間・午後17時30分)には、繋養先のアガ・カーンスタッド・ギルタウンに到着、繁殖牝馬に入り、着地検査の為トレーニングを3月31日(日本時間・4月1日)まで行った後、この日から、放牧生活を開始したのです。


VODKA「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」


VODKA「パカッ。」


女傑・ウオッカは、アガ・カーンスタッド・ギルタウンの放牧場での、放牧生活を送っていました。


あれから、4年が過ぎました。


女傑・ウオッカは、凱旋門賞馬・シーザスターズと種付け交配を行って、2011年に、初年度産駒・VODKA2011を、1年後の2012には、VODKA2012を、いずれも、アガ・カーンスタッド・ギルタウンにて、出産し、そして、昨年の3月15日には、VODKA2013を、隣国のイギリス・サフォーク州・ニューマーケット郊外の、ジュモントファーム・バンスデットマナースタッドで、安産で出産しました。


現在、女傑・ウオッカは、イギリス・サフォーク州・ニューマーケット郊外のジュモントファーム・バンスデットマナースタッドに出張で繋養生活をしており、今年の3月15日(日本時間・3月16日)に、世界最強馬・フランケル(FRANKEL)との間に種付け交配を行い、翌・16日(日本時間・3月17日)に、無事..・受胎して成功し、来年の春には、世界最強馬・フランケル(FRANKEL)を父に持つ、仔馬が誕生する予定になっております。


女傑・ウオッカの仔は、初年度産駒の、VODKA2011が、すでにボラーレ(Volare=飛び立ちなさい。)の競争名で、今年の3月16日のメイクデビュー・阪神(阪神競馬場)で、競走馬としてデビューし、女傑・ウオッカの産駒馬として初出走を迎えました。


又、女傑・ウオッカの1年産駒・VODKA2012も、昨年の秋に日本に輸入されていて、現在・来年の春のデビューにむけて、吉澤ステーブルで競走馬になるための育成をしております。


そして、2年目産駒で、今回、隣国・イギリス・サフォーク州・ニューマーケット郊外のジュモントファーム・バンスデットマナースタッドで生産され、幼年生活を送っており、牝・1歳になった、VODKA2013も今年の秋には、オランダ・アムステルダム・スキポール空港発の飛行機で、外国産馬の逆輸入馬として日本に渡航して行く予定になっている様で、いずれも、栗東・角居勝彦厩舎に所属する予定になっている様です。


2004年に北海道・静内町(現・新ひだか町)のカントリー牧場(2012年3月31日で惜しくも解散し、閉鎖された。)で生まれてから、4月4日(日本時間・4月5日)で牝・10歳になり、タニノシスターの2004として生まれてから、10周年という記念すべき年を間もなく迎える、女傑・ウオッカの繁殖牝馬としての更なる活躍を期待したいと想い、願っております。