サンデーサイレンスを父に、ローザネイを母に持つ、VITA ROSA=ヴィータローザ(イタリア語で、薔薇色の人生という意味・毛色・栗毛・牡・血統名・ローザネイの2000)にとって、最後の戦いに挑んだのが、4年前の、2008年8月24日に札幌競馬場で行われた、第44回・札幌記念がそれであり、当時・橋口弘次郎厩舎に所属していた、ヴィータローザにとって、最後の戦いでもありました。
馬番も10番での、出走となっておりました。
スタートを切り、ヴィータローザは、大きい蹄を、鳴らしてやりました。
2002年9月15日のデビュー以来、競走馬として活躍し、ラジオ日本賞セントライト記念・大阪-ハンブルグカップなどにも優勝したことがある、ヴィータローザですが、第44回・札幌記念が、最後の戦いになっており、デビューしてから、51戦目になっていました。
ヴィータローザも、すでに、牡・8歳の牡馬になっておりました。
直線コースに入り、ヴィータローザも、伸びていきますが、今一つ伸びを欠いておりました。
結局、同じイタリア語に由来する、タスカータソルテ(ポケットの一杯の幸せ)の、7着でレースを終えました。
VITA ROSA「ヒュヒュヒュヒュ~ン。」
ヴィータローザは、大きい雄叫びで、いななきながら、大きい蹄で走っていました。
サンデーサイレンスと、ローザネイの仔で、薔薇一族の一員でもある、美しい栗毛の男馬、サラブレッドのヴィータローザ(VITA ROSA=薔薇色の人生・伊)は、この年の9月3日付で競走馬登録を抹消され、長く活躍してきた、現役生活に終止符を打ちました。
その後、ヴィータローザ(VITA ROSA=薔薇色の人生・伊)は、北海道・安平町・早来源武275番地にある、ノーザンファームで種牡馬生活の準備を整え、同じ北海道・浦河町のイーストスタッドでの出国検疫検査をへて、飛行機で、長く競走馬生活を送った、日本を後に渡航しました。
サンデーサイレンスとローザネイの仔、サラブレッドのヴィータローザ(VITA ROSA=薔薇色の人生・伊)は、2009年から、イギリス・サフォーク州・ニューマーケットのランウェイズ・スタッド(代表・カーステン・ラウジング氏)でスタッドインし、1年間繋養生活を送った後、2010年~2011年のシーズンからは、イタリア・シエナにある、ルナッチーノ・アレバメント・ファットリアに移動し、牡・12歳の男馬に成長した現在も、種牡馬として、繋養生活を送っており、今後、更なる、大物産駒の登場を期待したいと想い、願っております。