2012年・元旦、牝・6歳になった、ブエナビスタ(スペイン語で、素晴らしい眺め・絶景という意味)は、昨年の12月29日に、馬運車で到着した、ノーザンファーム(北海道・安平町・早来源武275番地)で、新生活を始めました。
新しいブエナビスタの馬房は、母・ビワハイジが繋養生活を送っている馬房のお隣で、12月28日・ノーザンファーム天栄から、馬運車に乗せられ、途中・青森から函館まではフェリーで輸送され、さらに長い道のりを走って、12月29日の朝11時30分には、ノーザンファームに到着、馬運車を降り、繁殖牝馬専用厩舎に入り、母・ビワハイジの馬房の隣の馬房に入りました。
「ブルルルル、ブルルルルルルルルル。」
「ヒヒヒヒヒ~ン、ヒヒヒヒヒヒ~ン、ヒヒヒヒヒ~ン。」
ブエナビスタは、大きいいななきで、新しい馬房の居ごごちを、確かめていました。
いよいよ、翌日・ブエナビスタは、放牧場に行きました。
手綱を離した、ブエナビスタは、大きい声で、いななきながら、走りだしました。
「ヒヒヒ~ン!」
「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ブエナビスタは、雄大な、北海道・早来の大地を蹴って、走ってやりました。
「ヒヒヒ~ン。」
(その10に続く。)