ウォルマックファームで、4年間・繋養生活を送った、ハットトリック(2) | Rosen Konig ローゼンケーニッヒ

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ブログタイトルは、シンボリクリスエスと、ローズバドの仔である、サラブレッドのローゼンケーニッヒ(ドイツ語で、薔薇(バラ)の王という意味・牡・毛色・黒鹿毛)に由来しています。

雪が降るなど、寒い日が続いた、2008年・1月 ハットトリックは種牡馬としての繋養生活の初年度を迎えました。


放牧場で、手綱を放した、ハットトリックは大きい蹄を鳴らしては、ケンタッキーの大地を駆けては、脚で蹴って行きました。

(ハットトリックの放牧スタイルは、シャトル先の、オーストラリア・アルゼンチンでもみられ、体を振っては、走っていました。)


種付けシーズンに入ると、繁殖牝馬に対しては、前脚を上げては、後脚を、カポ、カポと、鳴らしていました。


種付けが終わると、放牧場で、大きい蹄を鳴らし、走っては、たてがみを揺らしていました。


ハットトリックが、ウーーーーー!と、呻き声をしていると、しっぽを挙げては、うんこを、ボト、ボトト落としては、体を整えていました。


こうして、ハットトリックのウォルマックファームでの生活は、半年間続いたのです、又、ハットトリックが気持いいおしっこを放尿してやる時は、ペニスをニョロ、ニョロと大きく出しては、放尿しておりました。


ハットトリックが大きい雄叫びを鳴らす時は、ヒュヒュヒュヒュヒュ~ンといなないては、鳴いていました。


特にケンタッキーの空に、ハットトリックの雄叫びを鳴らしていたら、生まれ故郷・北海道を想い出しては、鳴いていました。


こうした、ハットトリックの、ウォルマックファームでの繋養生活は、4年間にも及び、食んで行った、牧草は、干し草も含めれば、たくさんにも及び、餌を与えたら、大きく完食するほど、いい餌ばかりが、与えられており、水も多くのんだりました。


ハットトリックを、種牡馬として繋養生活を送っていた、ウォルマックファームにも別れの時が来たのです。


ハットトリックが、牡・10歳の男馬になった、今年の種牡馬シーズンの終わりの頃、お隣のGAINESWAY  FARM(ゲインズウェイファーム・正式名称・ゲインズウェイサラブレッド社)から、ハットトリックを来シーズンの新繋養種牡馬として送ってほしいというオファーに、WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)も応じ、遂に、ハットトリックを、手放す事になったのです。


11月中頃・HAT TRICK=ハットトリックは、3年間過ごした、WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)を後に、お隣の、GAINESWAY FARM(ゲインズウェイファーム・正式名称・ゲインズウェイサラブレッド社)に移動しました。


2008年から、4年間・WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)で、種牡馬として繋養生活を送った、ハットトリックは、来年・2012年 5年目のシーズンから、GAINESWAY FARM(ゲインズウェイファーム・正式名称・ゲインズウェイサラブレッド社)で、新生活を送ることになっており、種付け料も15000ドルに設定の上、繋養生活を送ることになっている様で、牡・11歳の、逞しい男馬になる、来年から、ゲインズウェイファーム(正式名称・ゲインズウェイサラブレッド社)で、新生活を送る、HAT TRICK=ハットトリックの、今後の活躍を期待したいと想い、願っております。

(終)