ハットトリックが、本馬場に姿を現した、いよいよ、第22回・マイルチャンピオンシップの本馬場入場に入った。
ハットトリック「ヒュヒュヒュヒュヒュ~ン!」
ハットトリック「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ハットトリックは、京都の芝を走って、感触を確かめたのです。
その頃、ハットトリックと同じ、サンデーサイレンス産駒の1頭・デュランダルも、返し馬に入っていました。
デュランダルは過去・2回、マイルチャンピオンシップで優勝しており、連覇していて、今回・3連覇も掛けられていました。
デュランダルとハットトリック、2頭のサンデーサイレンス産駒は、馬主・生産者と、血統名・誕生日・所属厩舎が違うものの、いずれも社台グループが生産した男馬です。
スタート地点に来たハットトリックは、大きい鼻息で鳴き続けました。
ハットトリック「ブルルルルルルルルル、ブルルルルルル。」
ハットトリックは、青鹿毛の馬体を輝かせながら、トリッキーコードの仔としての意地をアピールしてやりました。
ハットトリック 「ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ~ン、ブルルルル!」
(その3へ続く。)