砂の絶対王者・ヴァーミリアン(8) | Rosen Konig ローゼンケーニッヒ

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ブログタイトルは、シンボリクリスエスと、ローズバドの仔である、サラブレッドのローゼンケーニッヒ(ドイツ語で、薔薇(バラ)の王という意味・牡・毛色・黒鹿毛)に由来しています。

2010年12月8日・エルコンドルパサーを父に、スカーレットレディーを母に持つ、黒鹿毛の男馬・ヴァーミリアン(朱色・英)の現役引退が、馬主のサンデーレーシングから、発表されました。


馬主のサンデーレーシングが、所属厩舎で、預託契約をかわしていた、栗東の石坂正厩舎と、ヴァーミリアンの今後の対応について、協議した結果、「年齢による衰えが隠せなかった」との事で、現役引退を決めたのです。



ヴァーミリアンは、サンデーレーシングが2400万円(40口)で募集された馬でもあり、輝かしい成績を残して、競走馬生活に幕を下ろし、種牡馬として送ることにしました。


引退式は、協議の結果、12月18日のお昼休みに、阪神競馬場で行われることが決まりました。



12月18日・砂の絶対王者・ヴァーミリアンの、引退式が、阪神競馬場で行われることになりました。



いよいよ、2004年の入厩以来、長く在籍してきた、栗東・石坂正厩舎を退厩、引退式の会場である、阪神競馬場へむかう日が来ました。


「ヴァーミリアン、長い間、お疲れ様、種牡馬として元気で送ろうね。」


「ヒュヒュヒュヒュ~ン!」


ヴァーミリアンは、担当厩務員の言葉に対して、大きい雄たけびでいななき、別れを惜しんでいました。


馬運車に乗せられ、所属する、石坂正厩舎のある、栗東トレーニングセンターを後に、阪神競馬場へ向かいました。


「ブルルルルル、ヒュヒュヒュヒュ~ン!」」


砂の絶対王者・ヴァーミリアン(9)へ続く。