ここまで人は大胆になれるのか。。。
ここまで人は卑劣になれるのか。。。
ここまで人は悪魔になれるのか。。。
癌治療が始まって入退院を繰り返す末期癌患者だったセバスチャンは、自宅ではときどき白目を剥いて意識も混沌とし、いつどこで息絶えるかわからない容態だった。
そんな病人と一緒に、亡くなるひと月前まで旅行をしていたM子の無茶苦茶な行動に心底呆れる。
なぜ、そんな無茶をしたのか?
それは、M子の誕生日祝いをするため。。。
旅行中にセバスチャンが息絶えたら、いったいどうするつもりだったんだろう。。。
私は、本当に、なーんにも知らなかったから、
セバスチャンがなぜ、こんな容態で出張に出かけるのか理解出来なかったけど、
まさか、M子が裏側に居たなんて、誰が想像できようか。。。
M子は、セバスチャンの家族になったつもりだったのだ。自分とセバスチャンの2人しかいない世界の住人。ここまで来ると、怖いものなどなかったのだろう。
そして、セバスチャンの携帯は、M子からの着信で常に鳴り続け、それは、私から「会社の方ですか?」というメッセージを送るまで、セバスチャンが亡くなる3日前まで続いた。
何より衝撃なのは、セバスチャンはM子に対して、多額の送金をしていたこと。![]()
その金額は、NYでやっと弁護士になった彼の母親が元婚約者から"贈与"を受けたと主張していた金額とほぼ同じ。
たぶん、もっとある。
M子は、私に会わないようにセバスチャンの入院先まで面会に来て、セバスチャンは点滴が繋がった身体で、コンビニから現金を引き出し、M子の口座に入金を繰り返すというやり方だ。
そのときのセバスチャンを想像するだけで、その異常さを感じる。いや、かなり滑稽だ。![]()
セバスチャンの口座の入出金が不自然だったから、これは何かあると感じた。M子に問い詰めても答えないから、ならば仕方ないと、被害届けの準備をしてたら、M子はついに勘弁してセバスチャンとのことを白状した。
なぜ、他人の夫からお金をもらったのか?
「馬鹿で何も出来ないから、心配してくれました。」と、M子。![]()
おいおいおい、、、
なんだよ、それ。。。![]()
日本はいつから一夫多妻になったんだよ!
いつから、我が家の扶養家族になったんだ?
しかもこいつ、離婚してないから多重婚だよ。
いや、だから、一妻多夫になるのか?![]()
すげーなM子。もはや、感心している場合ではない
ここまでのことをしておきながら、
セバスチャンは最初から一貫して、自分の家庭を手放すつもりは毛頭なく、何より、メルを絶対に離さない。とM子に言っていたらしい。
なんて、自分勝手な人間たちなんだろうか。。
この関係が生み出した裏切りは、
夫であり、父であるセバスチャンが、私やメルを裏切ったこと、だけじゃない。
メルの友達の母親であり、ママ友でもあるM子が、メルや私を裏切ったこと、でもある。
この罪は、果てしなく重い。
もちろん、M子の家族にとっても同様だ。
2人のエゴ、利己心、嫉妬。
自分勝手で愛のない生き方が黒い渦を作り、2人はどんどん闇に堕ちて行った。
本当の愛を知らない人間たちが、お日様のささない裏側でこそこそやってきたこと。
でも、それは、あまりにも滑稽だ。。
お天道様は見ている。
これが、真実。
時代は、風の時代だというのに、何やってんだか、まったく。。。
だれか教えてほしい。
セバスチャンって、だれ?



