■AI競争と将来の予測
自動運転といえばAIですが、AIの二大強国はアメリカと中国。
現状はアメリカが先行しているが、NVIDIAのCEOジェンスン・ファン氏はAI競争で最後に勝つのは中国だと言っています。
その理由はAIにとって最重要なのはデータセンターだが、データセンターは膨大な電力を消費します。
AIの制約はもはやGPUではなく電力とデータセンター。マイクロソフトのナデラCEOは「電力不足でH100が稼働できない」と明かし、AI投資モデルの前提が崩れた。GPUは年1回で陳腐化し、稼働までの遅れが損失となる。AIの競争優位は技術ではなくエネルギーと物理インフラに移った。pic.twitter.com/Jbk538a2Em
— 朝倉智也(Tomoya Asakura) (@tomoyaasakura) November 3, 2025
そして電力では中国が他国を圧倒しています。
このグラフは2023年ですが、2024年も今年も再エネを中心にさらに延びており、“火力発電を上回った中国の再エネ発電容量 太陽光パネル過剰生産の背後にあるもの”に書かれているように発電能力も送電能力も圧倒的です。
そして自動運転のAIを考えると、データセンターを持っているのはテスラとWaymoのGoogle。
中国勢については調べていませんが、アメリカに次ぐAI強国であり、データセンターと電力で優位に立っており、自動運転でもテスラに近いレベルに達しています。
そんな中でも、最も早く“End to End AI”に切り替え、生成AI で重要な“スケーリング則”では、200万台以上の市販車で学習させているテスラが最も先行しているのは間違い無いと思います。
■テスラFSDは立体駐車場を克服したか?
自動運転に興味無い人はご存じ無いと思いますが、自動運転の難敵は立体駐車場や地下駐車場です。
テスラのFSD(Full Self Driving)はドライバーが前方を監視しなければいけないという制約はあるが、もうよほどのエッジケース以外はドライバーの介入を必要とせずに自動運転します。
しかしテスラにしろファーウェイなどの中国勢にしろ、苦手なのは立体駐車場や地下駐車場です。
これはカーナビをイメージすれば分かり易いと思いますが、地図がありGPSが受信出来ればカーナビは道案内してくれます。
しかし地図が無く、GPSが受信できない、立体駐車場や地下駐車場では案内できません。
自動運転もナビゲーションに従って運転しますので、立体駐車場などでは立ち往生したり右往左往したりします。
しかしテスラFSDの最新バージョン(これを書いているうちに次の14.2というバージョンがリリースされていまいましたが)では立体駐車場のモードが出来たようです。
自動運転は段々人間に近い判断力を持ち始めています。
面白いのは最新のテスラ車にはマイクが付来ましたが、緊急車両の音に反応して路肩に避けます。まだ音だけで判断するので、どちらから来ようとも関係無しに避けてしまいます。
また自動運転車は360度周囲を見ているので、人間には気付かない横断者も見つけます。
ここから立体駐車場に入りますが、はたしてどうか?
入るよりも立体駐車場から出る方が難しいと思います。
道路に臨時の規制があったらどうなるか?
自動運転車はこういうことにも対応できなければなりません。
これはAIのシミュレーション学習だけでは無理です。
■中国社はどうか?
昨年テスラジャパンは、お名前は忘れましたが「マッチョ社長」と言われるゴリゴリの社長さんに替わりましたが、今年は去年までの3倍近くに販売台数を伸ばしており、日本で最もEVを売っている会社となりましたが、日本で販売されているモデル3とモデルY はギガ上海製、つまり中国製です。
そしてテスラのFSDは中国でも承認されており、中国EVメーカーもいわゆるテスラ方式・E2EのAIと市販車に自動運転可能な装備をし、ユーザー車両の走行データでAIを学習させる方法をとりテスラに肉薄しています。
日本人の多くがまだ昭和か平成中期の感覚で中国車を見ていると思いますが、もうとっくに日本車を凌駕しています。
■中国スマホメーカーのEV
iPhoneのアップルはEV参入を断念しましたが、ファーウェイもシャオミもEVで好調です。
こちらはファーウェイのフラッグシップモデルで、ターゲットはロールスロイスやベンツのマイバッハです。
日本語音声が選択できるので音声トラックで日本語を選択してください。
こちらもスマホメーカーシャオミの、SU7ウルトラです。
世界最速の4ドア車と言われ、ポルシェタイカンよりも速く、価格は半分です。
