NASAのバリー・“バッチ” ・ウィルモア宇宙飛行士とスニータ・“スニ” ・ウィリアムズ宇宙飛行士が乗り、6月5日に米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられたボーイングの宇宙船スターライナー。
初の有人宇宙飛行となるスターライナーは打ち上げから約26時間後に国際宇宙ステーションISSとドッキングし、ISSに滞在する7名の宇宙飛行士らと合流しました。
スターライナーは宇宙船の軌道を微調整するために使用される、精密なドッキング操作に不可欠なスラスター5つが故障しましたが4つを再起動することが出来、予定より1時間強遅れて6月6日にISSにドッキングしました。
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ウィルモア宇宙飛行士とウィリアムズ宇宙飛行士は、ISSに1週間ほど滞在し、再びスターライナーで地球に帰還する予定でした。
しかし6月5日の打ち上げ以来、カプセルは5つのヘリウム漏れ、5つの操縦スラスターの停止などで、NASAは予定されていた帰還の日程を3回変更したが、現在まだ帰還の日程は決まっていません。
Explainer-How Boeing's Starliner can bring its astronauts back to Earth (msn.com)に書かれているように、スターライナーは45日間国際宇宙ステーションISSにドッキングを続けることができ、さらに必要な場合はいろいろなバックアップを使用して最大72日間ドッキングを続けられるそうです。
しかしまだ地球への帰還の予定は未定です。
NASAとボーイングは帰還できるとしていますが、スターライナーが帰還できない場合は潜在的な救助オプションとして、スペースXのクルードラゴンが考えられておりスペースX は準備を進めているとのこと。
スターライナーは今回の地球帰還は海上ではなく陸上に着陸するとのこと。
無事に帰還でき、初の陸上への帰還を成功させて欲しいと思います。