どうでも良いことですが雨季と雨期、どちらの漢字を使おうか迷うことはありませんか?
雨季は雨の多い季節、雨期は雨の多い時期ですがどちらを使えというルールは無いようです。
しかし漢字変換の説明では雨季は「(熱帯地方の)雨の多い季節」となっており、フィリピンにはこの方がピッタリだと思います。
漢字はともかく現在フィリピンは雨季。
毎日夕方から夜になると激しい雨と雷に襲われます。
そして激しい落雷で停電することもしばしばです。
そこで昨年はクルマのバッテリーを交換したついでに、古いバッテリーと安いインバーターでポータブル電源を作りました。
これで扇風機やスマホの充電の電源は確保できます。
照明については所得の割に電気代が高めの国ですから、結構ソーラーLEDライトが普及しています。
住宅街の街路灯も最近はたいていソーラーだから停電でも点灯しています。
我が家の家の前の道路も照明されているし、屋内もソーラーLED照明で灯りは確保されています。
結構明るいので、ドアを開けておけば室内も照らされ、真っ暗で不自由することはありません。
もうひとつ雨季に困るのがバハ(洪水)です。
日本の梅雨と違ってすごい勢いで雨が降りますから、水が溜まりやすい地域はすぐにバハになってしまいます。
道路はすぐに水で覆われ、路面が見えない状態になってしまいますので、怖いし危険です。
雨季には乗用車では水深の予想がつかない所を走るのは危険ですし、大型車でも時々側溝に落ちてしまうような事故もあります。
こういう時、比較的走りやすいのは足元の水深が分かりやすく、危ないと思ったらすぐに引き返せるトライシクルで、我が家も雨季にはトライシクルを多用します。
隣のハゴノイ市は海抜が低く、普段でも満潮の時は道路が水に覆われることが多い街です。
バハと同じような意味でハイタイという言葉を使いますが、多分High Tide(満潮)からきた言葉ではないかと思います。
ですから雨季になると道路は膝上くらいの水深になることは珍しくありませんが、人々は逞しく生きています。
この街では雨季になると普通のオートバイやトライシクルでは役不足となり、このようなGiant Tricycle も走っています。
憂鬱な雨季はまだまだ続き、これからさらに怖い台風シーズン。
海水温27℃以上は台風が発達すると言いますが、太平洋はすっかり30℃以上に覆われています。
今年も無事に乗り切れるかどうか分かりませんが、涼しい乾季、そしてクリスマスとなることを楽しみに過ごしたいと思います。