能登の被災地の情報を見ると水や食料や医薬品はじめ諸々の物資が不足しており、「救援のヘリを飛ばせ」「ヘリが着陸できない場所には救援物資を投下しろ」という声が上がっています。
これに対しX(旧ツイッター)には「ヘリを着陸させる場所が無い」とか「航空機から物の投下は航空法で禁じられている」と否定されているようです。
しかし私は現場を見たわけではないし、報道の情報も少ないのではっきりとは分かりませんが、着陸可能な場所はありそうな気がします。
ヘリでホバリングしながら荷降ろしなどできないとか、被災地にヘリが降りれる場所がないとか、被災者の駐車で一杯だとか、できない理由を創作される方がいるので、貼っておきます
— 伊賀 治 (@osamu_iga) January 8, 2024
ホバリングでの荷降ろしはできます
ヘリが降りれる場所はありますhttps://t.co/XAhXMB1jAS pic.twitter.com/86KTN95lbO
また実際警察ヘリが孤立地域の住民を救助したようです。
しかし着陸できずホバリングも困難な場合は投下するしかありませんが、それは不可能でしょうか❓
■ヘリから救援物資の投下は可能です
ところでもうひとつ疑問なのが航空機からの物件の投下は航空法で禁じられていると、絶対に出来ないかのように否定する意見です。
これは航空法89条に定められていることですが、条文をみればご覧のように但し書きがあり、この条件を満たせば物件の投下を可能です。
但し書きのような事例は無いという方は多分高校野球を見た事が無い人だと思いますが、甲子園やまた地方大会でもボールの投下は行われており、しかも新聞社がこれを行っています。
安全性がどうのこうのと言うかも知れませんが、投下する物品と方法を選べば十分安全性は確保されるでしょう。
こういう時にも日本は出来ない理由を探して、何もしない事を選択する国になってしまったのかと残念です。