なぜヘリコプターで救援物資を投下しないのか? | 夢老い人の呟き

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能登の被災地の情報を見ると水や食料や医薬品はじめ諸々の物資が不足しており、「救援のヘリを飛ばせ」「ヘリが着陸できない場所には救援物資を投下しろ」という声が上がっています。

 

これに対しX(旧ツイッター)には「ヘリを着陸させる場所が無い」とか「航空機から物の投下は航空法で禁じられている」と否定されているようです。

 

 

しかし私は現場を見たわけではないし、報道の情報も少ないのではっきりとは分かりませんが、着陸可能な場所はありそうな気がします。

 

 

また実際警察ヘリが孤立地域の住民を救助したようです。

 

 

 

しかし着陸できずホバリングも困難な場合は投下するしかありませんが、それは不可能でしょうか❓

 

■ヘリから救援物資の投下は可能です

 

ところでもうひとつ疑問なのが航空機からの物件の投下は航空法で禁じられていると、絶対に出来ないかのように否定する意見です。

 

これは航空法89条に定められていることですが、条文をみればご覧のように但し書きがあり、この条件を満たせば物件の投下を可能です。

■航空法 物件の投下
第八九条 何人も、航空機から物件を投下してはならない
但し、地上又は水上の人又は物件に危害を与え、又は損傷を及ぼすおそれのない場合であつて国土交通大臣に届け出たときは、この限りでない。

 

 

但し書きのような事例は無いという方は多分高校野球を見た事が無い人だと思いますが、甲子園やまた地方大会でもボールの投下は行われており、しかも新聞社がこれを行っています

 

 

 

 

 

 

安全性がどうのこうのと言うかも知れませんが、投下する物品と方法を選べば十分安全性は確保されるでしょう。

こういう時にも日本は出来ない理由を探して、何もしない事を選択する国になってしまったのかと残念です。