日本では安倍政権時や菅政権時に新聞やテレビが「アベノマスクは効果が無い」なんて報道をしたことは無かったと思います。
※大きな飛沫を防ぐ効果はありますが、主な感染経路であるエアロゾル感染(空気感染)には全く効果が無い。
なお日本ではエアロゾル感染とか空気感染という言葉が嫌いで、「マイクロ飛沫感染」という専門家もいますが、エアロゾル感染とか空気感染という言葉は意地でも使いたくないのでしょうか?
アメリカではバイデン大統領が「高機能マスク」を無料配布しますが、多分N95マスクかKN95マスクだと思います。
アメリカではすでに新型コロナウイルス感染症で入院患者が過去最高となり、また医療従事者の欠勤もあるのでしょうか“病院は前代未聞の人手不足”となっています。
また死亡者数もご覧のように急増中です。
「オミクロンなんてただの風邪」と言ってる井の中の蛙さんは、少し海外も見ましょう。
そこで高機能マスクを無料配布しますが、次の記事にはさらに「5億個の購入を以前発表していた検査キットについて、さらに同数を追加購入する。」、「「米国民が無料の検査キットを配送によって入手するためのウェブサイトを来週開設する。」、「オミクロン変異株の感染拡大を回避するため、米国民は布マスクもしくは外科手術マスクではなく、「N95」もしくは「KN95」を着用すべき」という事が書かれています。
また次の記事には"Cloth masks are little more than facial decorations. There's no place for them in light of Omicron,"(布マスクは顔の飾りにすぎません
。オミクロンに照らし合わせると布マスクの居場所はありません)というような事が書かれています。
日本は「顔の飾りに」に何百億円を費やしたことやら![]()
以下引用
ーーー前項省略ーーー
Why are experts recommending N95s now?
N95s are more widely available now than they were earlier in the pandemic, and public health experts in the US also have a better understanding that the primary driver of coronavirus infection is shared air(コロナウイルス感染の主な原因が共有空気であること・・・・・・つまり空気感染です), Erin Bromage, an associate professor of biology at the University of Massachusetts Dartmouth, told CNN last month.
Cloth masks -- encouraged earlier in the pandemic -- can filter large droplets, while more effective masks, such as N95s, can filter both large droplets and the smaller aerosols or particles potentially laden with airborne virus if infected people are present, Bromage said.
布製マスク(パンデミックの初期に奨励された)は大きな液滴をろ過できますが、N95などのより効果的なマスクは、感染者がいる場合、大きな液滴と、空気中のウイルスを含む可能性のある小さなエアロゾルまたは粒子の両方をろ過できます。
A cloth face covering has 75% inward and outward leakage(布製マスクは内向き・外向き共に75%の空気が漏れます), which the American Conference of Governmental Industrial Hygienists defines as the "percentage of particles entering the facepiece" and the "percentage of particles exhaled by a source exiting the facepiece," respectively.
Properly fitted N95 respirators approved by NIOSH can filter up to 95% of particles in the air.
NIOSH(National Institute for Occupational Safety and Health:国立労働安全衛生研究所)によって承認された、適切に装着されたN95マスクは、空気中の粒子の最大95%をろ過できます。
Why the Omicron variant of coronavirus has been infecting many people so quickly is currently unknown, but it emphasizes the importance of wearing high-quality masks, Bromage said.
コロナウイルスのオミクロン変異体がなぜこれほど早く多くの人々に感染しているのかは現在不明ですが、高品質のマスクを着用することの重要性を強調しているとBromage氏は述べています。
"If it is less virus needed, or if it is a person who's infected is putting more virus out, then the role of a mask in this is, if we can cut down the amount that you're actually breathing in, you get more time" before potentially getting infected, he added.
以下省略
ではなぜN95マスクなどの不織布マスクは繊維の太さよりもはるかに小さいウイルスを除去できるのか?
それは不織布が3層構造になっており、中間層のメルトブローン不織布フィルターが帯電しており、静電気でウイルスを吸着するのです。
ですから長時間の使用で湿ると静電気が失われて効果が落ちますし、濡らしてもいけません。
※長期保存に対しては、静電気は少しずつ減ってゆきますが、実験では5年経っても濾過基準を保っているとのことです。
以下引用
現在よく見られる三層不織布マスクの基本構造はSMSと呼ばれています。外側と口元カバーのスパンボンド不織布がメルトブローン不織布フィルターを挟むような構造です。カバーが水を透過させない、フィルターが細菌、ウイルスをろ過します。
電子顕微鏡で拡大すると、左の髪の毛、直径73μm, 右に行くとカバー材料のスパンボンド径22μm, 更に下のメルトブローン不織布フィルターに行くと直径3μmになります。
メルトブローン不織布という名前はPP材料を溶かして(Melt)極細糸を吹き出す(Blow)からの由来です。顕微鏡写真でわかるように、直径3μmの糸を重ねて薄い布にして、その糸の1/30直径0.1μmのウイルスをろ過しようとします。0.075μm NaClエアロゾル微粒子を用いたろ過効率試験で、20層のガーゼと1層のメルトブローンフィルターの実験結果はほぼ同じです――>95%ではなく、28%ぐらいです(三密空間に行くなら普通のガーゼ、布マスクでちょっと難があり)。さて、95%の目標達成するために、何枚も重ねればいいじゃないか?理論上可能ですが、実際にそれほどの枚数重ねると、呼吸困難になり、ウイルス感染の前に酸欠で倒れます。
その問題を解決したのは1995年アメリカテネシー大学で研究していた蔡秉燚氏(Peter Tsai)、静電気が軽いものを吸着する特性を利用し、その研究チームはメルトブローン不織布をエレクトレット処理する方法を開発し、長期的に帯電させて、その静電気で95%以上の微粒子を吸着してろ過することを成功しました。
帯電されたマスクは永遠にその静電気を持てることができないので、少しずつ電荷が消えて行きますが、ある実験では5年保存された帯電マスクでもろ過基準値を達成しているそうです。
FAQ
- マスクがエレクトレット処理されているかどうかどうやってわかる?
簡単な方法があります。2mmぐらいの紙屑を用意し、マスクをその上に置いて、持ち上げたら紙屑を多く吸着するほうがよく エレクトレット 帯電処理されています。
- 1枚のマスクを何時間使えるか?
マスクを使う度、エレクトレット処理され帯電フィルターに埃、細菌、ウイルスが付着し、口からの水分とともにフィルターの静電吸着能力が減衰し、連続使用4~6時間後にそのろ過能力が基準値を下回ります。それで医療関係者が一日に何枚も使うわけです。
- 使い捨てマスクの再利用は可能か?
殆どのメーカーが推奨していないですが、ある実験によると、あまり汚れていない短時間使用のマスクなら60~80度のお湯に30分ほど浸からせてウイルスを殺し、自然に乾かせば静電気とろ過能力はそれほど変わりません。但し手で揉んで洗うと繊維が壊され、アルコール消毒や80度を超える湯銭も能力が低下します。
以下省略
不織布マスクの原理を考えると、N95マスクを長時間使用するよりも、性能がN95に近くて安価なKF94マスクや、“JN95マスク”をある程度の時間で交換した方が良いと思います。
アベノマスクは今さら顔の飾りにもならないでしょうから、別の活用法を考えた方が良いと思います。





