‟カオス理論”とは、ほんのわずかに初期条件が変わるだけで結果に大きな差が起こる現象、予想がつかないような複雑な現象を起こす微分方程式・力学系を扱う理論のことです。
カオス理論といえば有名なのが“バタフライ効果”。
「ブラジルで蝶が羽ばたくとテキサスで竜巻が発生するか?」というようなスケールの大きな、“カオス理論”の初期値鋭敏性のたとえですが、日本でいえば 「風が吹けば桶屋が儲かる」というような話でしょうか。
- 風が吹くと土埃が飛びます。
- 土埃が目に入り盲人が増える。
- すると盲人にできる三味線弾きが増えるだろう(“三味線瞽女”などでしょうか?)。
- すると三味線を作るために猫が獲られる。(じつは“猫皮は貴重で価格が高く、高級な細棹三味線と地唄用の中棹三味線に使われ、稽古用の三味線や太棹三味線はすべて犬皮”だそうです)
- そして猫が減るからネズミが増える。
- ネズミが桶を齧るから桶の注文が増える。
- 桶屋が儲かるだろう。
例えは簡単ですが理論的には難しいこと、私には説明できませんので動画をご覧ください。
さて、最近テスラ社が車両の購入の決済をビットコインで出来るようにし、またビットコインを15億ドル購入しました。
ところがビットコインが急落、テスラ株価も下落。
テスラの株価時価総額は自動車大手のトヨタ、VW、GM、フォード、ホンダ、フィアット・クライスラー・オートモービルズの時価総額の合計を上回っており、これは他のハイテク株にも波及しました。
以下引用
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの急落が、同資産への15億ドル相当の投資を今月公表した米電気自動車(EV)大手テスラの株価に波及し、さらに同社株を組み入れた上場投資信託(ETF)も23日の取引で下落した。
ビットコインは一時13.3%安の4万6951.51ドル。
テスラは2.2%安で取引を終えた。これを受け、ARKイノベーションETFは3.3%、ARKオートノマス・テクノロジー&ロボティックスETFは3.8%、それぞれ下落した。両ファンドは保有株の中でテスラの比重が最も大きい。
市場ではこのところ、過去数カ月で大幅に上昇してきたハイテク株や大麻、太陽光関連ETFなど幅広い資産に売りが出ている。
CFRAのETF・投信リサーチ責任者トッド・ローゼンブルース氏は、最近大きく値上がりしてきたファンドの多くが「長期的に平均値に戻る可能性がある」と述べた。
テスラ株に対し投資家が慎重になりつつある兆しも見られる。トレード・アラートのデータによると、オプション市場ではテスラ株のコール(買う権利)に対するプット(売る権利)の需要の強さを示すスキューがここ1週間で上昇している。
テスラによるビットコイン投資が、ESG(環境・社会・企業統治)を重視する投資家の懸念材料となる可能性もある。
資産運用会社NN・IPの最高投資責任者は、テスラは自動車の温暖化ガス排出削減に取り組んできたものの、一方でビットコイン投資が同社のESG評価の重しとなる可能性があると指摘した。
そしてこれは日本の株価にも波及しました。
その結果、円の為替レートはダウン。
一昨日の夜から値上がりして私を喜ばせていた、円の為替レートは昨夜からダウン。
現在進行形で下がり続けています。
日本からの送金で暮らす貧乏爺には大打撃です。
ビットコインのバカヤロー!!
テスラのバカヤロー!!!

